不安
4月
20日
喉の渇きに目が覚め
カーテンの隙間からは
光が走っている
得体の知れぬ風船は膨らみ続け
その時を待っているのか
それでも
いつもと変わらぬ振りして
何処へ向っているのかも分からず
今日一日を塗り潰しに行く
心の地盤は緩々になって
周りの顔色を覗き
何ひとついつもと変わらぬ
肌色が連なっていることに気づく
如何にかしているのか自分
いつもの楽観スタイルはどうした
ほらっ
未来に叫ぶことのないように
願っている小さい個人
平和への意識は昨日より今日
今日より明日と高まってゆくが
行動が伴わぬ
ジレンマと電車に揺らされて