ポエットチャチャを
4月
16日
ポエットチャチャを歌うぜ
人生の成功者にはなりたくない
偏屈野郎に見えるだろうが
虚しさの飽和状況にプカプカ浮遊する
不完全な人を完全なる人と認識し
そのポリシーが俺を象っているわけだ
凡人の究極型は情けなく振舞って
恍惚足らぬ錆びた美しさ
頂点を消してしまえば哲学が垂れて
俺は口を開けて満たされようと
妄想ジレンマごと飲み込んでゆく
世間でいう失敗への疑問
違和感のステレオ音源から
批判的精神の遥か彼方にあるリズムが流れ
思想する想像に確信する
あんたには聴こえるだろう俺の歌
既成概念の向こう側
ヘドロに隠れた平和を知っているから
さあ
今がここぞという時だ
ポエットチャチャを歌うぜ
街頭に立つ混沌たる底辺へ
更に濁る憧憬の鮮やかな真実味
詩人へナイフが光ろうとも骨に響く伴奏と絡み
積極的不完全による成功表現は
捨て身にはならず地に着いている心象
俺はこの時を待っていたんだ
いくぜ
覚悟して聴かないとあんたの魂が抜けるよ
さあ歌うぜ
永遠の名作ポエットチャチャを