縦をなぞる雨 風なき空の下では 水たまりにぽつんぽつん 純粋の音を響かせながら お茶目に踊っています 波紋は続き 時計より楽しく時を刻みます いつか君が 両手をひろげていた バレエのレヴェランスを 想い出していました さよならの挨拶だったのですね 君は最後まで微笑んで 雨の中 すっと手を差し出すと 手のひらで君は踊りました ありがとうを ぜひ素敵な君へ