ピアノの音は波になり 君に寄り添っては浮き沈み しなやかだった指 もう僕には絡まない 涙が面影を追いかけて 幸せの音 想い出そうとすればするほど 遠く取り戻せない刹那 風に吹かれる旋律 心情は寂しさの波を象る 海になった君 どうか許して欲しい 過去に生きてしまうことを 鍵盤を沈めながら 僕は君の波間に揺れている