奪われたい時間
1月
8日
布団へ入りタブレットを横に
気分にあったストーリーのものを選ぶ
これにしようか、いやこっちにしようか
満足できそうな時間や充実を探す
二本の邦画
とくに派手な場面もなく
どこにでもありそうな日常
誰にでもある感情を俳優が表現
地味な喜怒哀楽
時間と場所とひとが重なる
感じたことのある空気を感じ
言葉にならない感情を楽しみ
ゆっくりと流れていった
あのひとは何を考え
何を思っているのだろう
自分の中にもある他人の自分
入ったり抜けたりする映像
どんな映画を見たんだい?
そう言われて困るような
映画を二本
記憶からすぐに消えそうな
それでいて満足を得た映画を