哀しばり
12月
4日
身体が動こうとしない
力が抜けては緩んだ気持ちに
寂しさと怖さが入り混じった
夢ばかりを見てしまう
死んだものたちが訪れてくる
友人だの親だの犬や猫
何も言わずに冷たく目の前で
死んでいる辛さに
身体の一部を口にすれば
ずっと一緒にいれる、と
馬鹿なことまで考えてしまう
まったく身体が動こうとしない
水分ぐらいは摂らなくては
そちらの仲間になってしまう
まだ早い
やり残した詩作もあるのに
死の淵に吸い込まれそうな
気怠い日曜日
苦しい孤独が襲い
窓の向こうはもう暗闇だ