ひとはひと。僕は僕。
12月
3日
「詩がめちゃくちゃ楽しい」
そういったら
「あとは実益がついて来ればね」
なんていわれた
詩を書いていて
利益を求める意味は悲しい
ひとはひと
なんとか賞を受賞したとか
本を出版して売れたとか
ひとはひと
そこはまったくの励みにならない
べつに否定しているわけでもない
ひとがそこで喜んでいれば僕も嬉しい
ひとはひと
理想はベンチの横に座っているひとが
詩を書いていて
ちらっと見えた世界に微笑むような
なるべく自然な水彩画のような伝わり方がよい
ひとはひと
名誉とか誇りとか正直うんざりだ
詩を書いていることの充実
鳥がさえずるように読まれること意外
充実は考えられない
僕は僕