咲かずにいられない
11月
4日
悔しい気持ちや嬉しい気持ちになり
何か成し遂げたことはあっただろうか
文化祭で弾き語りをしたぐらいで
嫌なことに向うことはなるべく避け
受験も面倒で通信の大学で
最低限度の勉強をして卒業した
学業からはいつも逃げて
とくに大きな志もなく
働きながら歌を作ったり
詩を日記のように書いていれば
それで良かった
時間は五十歳を目の前に
空っぽの青春が悲しく泣き出した
お前は何かを死ぬ気で
成し遂げたことはあるのか
消極的な平和主義は最悪だぜ
暗澹者の生きる意味は
くだらねえの一言で収まっちまう
彼の世千日この世一日
ほらほらウズウズしているんだろう
お前は満たされて無いんだよ
ハチキレチマエヨ
コソコソとコノヨはクダラネエとかイッテル
ソンナジンセイはオマエラシクナイ
何だろう枯れて死にたいこの思いは
根底に眠っていた俺の種が
やっと咲き始めようとしている
見てみたい景色ができた
老いたことなどわからない程に
全身を広げ咲いている自分
まずは勉強だ
詩を読み辞書に赤線を引いて
狂ったように噛みついて行こう