まるいテーブル 雲をのせたカフェ・ラテ 窓の向こうはスーツがながれ ごめんなさいを楽しむ ゆったりとその雲は落ちてゆく カウンターの向こうでは食器がはずみ ジャズの音色が沁みてきて ネクタイをカバンに詰め込み いつもとちがう雲を 飲み干さないように 僕はこの時を止めてみた