どうか 僕を生かしてください 詩を書いていたいのです どうか この傷ついた頚椎 これ以上に神経を刺激しないで 今日も手が痺れては いつまで指が使えるのだろう なんて考えてしまう 手が使いものにならなくなったら 足を使えばいいじゃないか しかし 最近は足の痺れも増している 足も使いものにならなくなったら 口を使えばいいじゃないか もし口も使いものにならなくなったら その時は心に書けばいいじゃないか どうか 私に詩を書かせてください どうか 私を生かしてください どうか どうか………