我々の豊かな暮らしへ 原子の力は明るく応えてくれた 目に見えないその存在に 愛着がわく具現物が欲しかった だがお前の力は 我々を脅かす存在になった ゴジラよ 今まで我々の味方だったはず なぜ 共存を拒むのだ なぜ 暴れるのだ 破壊し続けながら進化を遂げる その生き方は悲しみへと進む産物であった 愛情なく生まれた怒り そして今 被害を食い止めるため 冷却により自らの手でその動きを止めた ゴジラよ お前をつくり上げたことすら 間違っていたのだろうか ゴジラよ 冷たくなったお前を見ると 虚しき中を愚かさだけが暴れ出す