ビルの谷間では見えぬ稲 乾き始めた風に実りの秋は 色づいてきただろうか 轍を上手に跨ぎ イナゴの上をトンボが飛んで 雲の向こうにはくれないの夕日 僕は少し早めに出勤し 職場近くの公園 目を閉じ香ばしき風の匂い 贅沢なひと時にほっこり 今日の素晴らしい始まり 幸せの風を感じながら