目覚めの詩作
9月
8日
目覚めてすぐにシャワーを浴びたい朝
もう九月八日というのにこの暑さは
枕カバーも濡れているようだが
朝はカラダが軋んで動けない
腕を回せばバギバギと鳴り
胴体は丸太のようにコッチコチ
扇風機のスイッチを足の指で押す
子どもには見せられない技だ
首筋が冷たくなる
やはりなんとか起きよう
仰向けからうつ伏せ
肘を伸ばしワンっ、と言ってしまいそうな体勢
腰に気を付けながら起立して腕をあげる
ああ、肩が回らないで腕を下げる
はあ、疲れがたまっている
寝る前にアスタキサンチンとビタミン飲んで
ストレッチもしてテンピュールの布団で寝ているのに
まあまあ、そんなもんだろう
今までカラダを使い働いてきたのだから
ほら、お陰で太っていないじゃないか
生活習慣病だってギリギリセーフなのだから
そんなことを考えながらまた横になり
タブレットを手にしている
案の定、目覚めの詩を書いてしまう
これを朝の幸せとひとは言わないけど
俺は言ってしまう
さあ、そろそろこの詩も完成か
また起き上がるとする
次の詩は書くなよ、自分
遅刻するなよ、自分