夜空に響け、魔曲とその思い
8月
10日
コールするのが定例です。
今年も高校野球の季節がやってきた!
ということで観戦に行ってまいりました。
8/9、大会5日目の夕方の部。
千葉県代表「市立船橋高校」が出る試合が含まれてました。
同校のチャンスで流れる「市船(いちふな)ソウル」は
「この曲が流れると何かが起こる」と言われている、
いわゆる「魔曲」と呼ばれている曲…。
「この魔曲を浴びたい…」と思っていたら、
早々に叶ってめっちゃ楽しみにしてました!
早々に叶ってめっちゃ楽しみにしてました!
魔曲の出番は中~終盤にかけてのチャンスの場面。
市船は劣勢の展開ではありましたが、
この「市船ソウル」が流れると、球場内は異様な雰囲気に…。
スタンドで見てても劣勢を感じさせず、
「まだまだ行ける!」雰囲気を醸し出して球場を巻き込み、
そこからじわりじわりと得点を重ねて追い上げていく様子は、
まさに堂々たる魔曲の成せるもの!
追い上げ及ばず、市船は初戦敗退となってしまいましたが、
織りなす空間を楽しみ、自身も急遽コールを調べて声援を送ったりと、
精一杯初魔曲を堪能できて良かったです!
3年前(2022年)に同校が久々に出場したときには、この曲をバックに
5点差をひっくり返して勝った試合もありましたが、
5点差をひっくり返して勝った試合もありましたが、
真に話題となったのはこの曲の制作の裏側。
実はこの市船ソウルという楽曲は
若くして亡くなった同校OB、浅野大義さんが作曲したもの。
彼のその短い人生を描いた青春物語、「二十歳のソウル」(中井由梨子:著)が
映画化されるその年に甲子園に勝ち上がり、
大舞台のスタンドで初披露されたことが、当時大きな話題となりました。
(私は原作は見ましたが映画は見れず…)
甲子園の夜空に響き渡っていたのは、
彼があの時思い描いていた通りの
アルプススタンドの盛り上がりだったことでしょう…。