BCA土曜学校 ブログ
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BCA土曜学校のコラムVol.40~林檎~
写真は、清水校長先生のご自宅の庭でとれた「林檎」ハニークリスプです。
その名の通り甘い香りが漂う、サクサクした食感のとても美味しい林檎でした。
校長先生自らの手で受粉され、虫がつかないように林檎の木に防虫剤を下げ、そして毎朝「大きく育て、大きく育て。」と声をかけて育てられたそうです。愛情をたっぷり受けて育った林檎達は、色つやもよく大きくてとても立派でした。
人も植物も、育てるための大事なポイントは「愛」でしょうか・・。
「愛」と「林檎」といえば、
「ひとつひとつの林檎は、それなりの愛を知りて結実す」というフランスのことわざがあります。一人ひとりがそれぞれに愛を知って赤く染まり実を結ぶ・・。頬をそめる林檎と人をかけた素敵な言葉だと思います。
他にも「林檎」が入った海外のことわざがあります。
○一日に一個のりんごは医者を遠ざける(林檎を食べると健康になり医者がいらなくなる)
○りんごは木から遠くへは落ちず(親より飛びぬけて出来のよい子供はいない)
○赤いりんごは虫食い林檎(見た目は美しい女性でも心が腐っていることがある)
○丸いものすべてがりんごというわけではない(食えないもの、食えない奴もいる)
などなど、なるほどと頷けることわざばかりです。
「林檎」の原産はアジア西部からヨーロッパの東南部あたり。日本には奈良朝時代に中国経由で「林檎」という名前と一緒に渡来したそうです。当初「りんご」ではなく「りんきん」「りんこん」と読まれていました。
表記は、初めは甘い果物に「禽(鳥)」が集まってくることを表す「来禽」でしたが、木に成ることから「禽」が「檎」に変わり、鳥が「林」に集まるので「来」が「林」に変わり「林檎」という表記ができたということです。(文林改という人が植えて育てたからという説もあります。)
どの国でも品種改良が行われ、今では多くの種類の林檎が食べられるようになっています。アメリカのお店にも、HoneycrispをはじめGALA、FUJI、Envy、Opal、Granny Smith、Pink Lady等々、たくさんの林檎が並んでいます。
今が旬のくだもの 栄養豊富な「林檎」は、今日もBCAの子ども達の秋のランチボックスに入っています。
9月22日
#BCA土曜学校 #幼稚部 #磁石 #実験 #工作
BCA土曜学校のコラムVol.39 〜秋〜
秋晴れのベルビューの空は高く澄み渡り、吸いこまれるような美しさです。
「秋」といえば、「天高く馬肥ゆる秋」をはじめ、「読書の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」など、さまざまな言葉が浮かんできます。
「秋」は、太陽暦では9月から11月まで、陰暦では七月から九月です。夏の暑さがやわらぎ吹いてくる風に爽やかさを感じる初夏から、朝寒夜寒が段々とつのり朝晩の温度差が大きくなり、紅葉で色付いた葉が散りはじめ暖房が入る晩夏までをさします。
四季の中で、最も過ごしやすいことから地域の特色を生かした行事が繰り広げらる時期です。BCA土曜学校では10月13日に運動会が行われます。
「秋」の語源を調べてみると次の3つ説が示されています。
(1)空の色が「清明(あきらか)」な時期であるという説。
(2)穀物などの収穫が「飽き満ちる(あきみちる)」季節であるという説。
(3)草木の葉が紅くなる季節であることから、「紅(あか)」が転じて「秋」になった という説。
「秋」という文字は、「禾(のぎへん)」ですが、「禾」は実が成った穀物の象形で「禾」の「ノ」の部分は、穀物の穂が垂れている状態を表し、「禾」の右横に火を書くことで「収穫物を天火で乾かす」という意味になるそうです。
そう見ると、(2)の収穫に由来するものとのつながりをが感じられます。
実りの秋は充実、豊満の「飽き(あき)」。
様々なことにチャレンジして自分を豊かにしながら、自分自身の心の内を見つめて人を思いやるゆとりが「飽き満ちる」のもこの時期なのかもしれません。
現地校では新学年に進級した皆さんがひとまわり大きくなり、心身共にたくましくなったように感じます。
土曜学校の2学期が、いろいろな面で「飽き満ちる」よう願っています。