● BCA土曜学校のコラムVol.95●
五・七・五(2)
BCA土曜学校小学部の、「今日学んだこと・考えたこと・感じたこと」を五・七・五で表現するか、自分の言葉で短い文を書くという宿題から、今日は5年生と2年生の五・七・五を紹介します。皆さんの素直な思いが、五音と七音のリズムにのって、どんどん生まれています。
■2年生の担任の先生から
「はたして五・七・五を発表してくれる子がいるかな」と心配でしたが、始めは恥ずかしがってシーンと黙っている子供たちも一人が発表してくれると次々に「ぼくも!」「わたしも!」と手を挙げてくれました。子供たちは五・七・五に興味ができてきた様子です。
◆2年生の作品
○あったらいいな、こんなもの
・ひとがのる とべるロボット つくりたい
・ブーツだね 羽がついてる 楽しそう
・ごしちごは むずかしいけど たのしいな
○ミリーのすてきなぼうし
・ぼうし屋だ ぼうし大好き かわいいね
・こくごがね たのしかったよ またやるね
・べんきょうは すごくたのしく やりました
○学校生活・算数の勉強・家庭生活
・おともだち ふたりで食べた ひるごはん
・算数の 千のくらいを やりました
・チャレンジは できたらとても 嬉しいな
・大きいの マークをおぼえ かんぺきだ
・さんすうの おべんきょうが たのしいよ
・おえかきは よくできたらば 嬉しいな
・たこやきが おいしそうだね たべたいな
・家ぞくはね まいにちあさは ねてばっか
五年生からは、教材と学んだことを表現した五・七・五を紹介します。
さすが高学年、授業内容を十分に理解していることが伝わってくる十七音です。
■5年生の担任の先生から
「古典を楽しもう」の宿題からこんな五七五がかえってきました。
・古いけど 新鮮みたい おもしろい」
古いものも初めて聞く耳には「新鮮」だったという感覚が素晴らしいなと思いました。
「新鮮でした」と言い切らず、「新鮮みたい」と、本当は古いものだとわかっているとでも言いたげな言い回しも、5年生にぴったりなのではないでしょうか。
(親バカかもしれませんが)この作品に拍手!
◆五年生の作品
○目的に応じて引用するとき
・引用に 調べたものを 書いてみる
○同じ読みの漢字
・同じ読み 漢字によって 奥深い
・音と訓 暑いと熱い 違う意味
○カレーライス
・ぼくならば すぐにあやまり なかなおり
・ごめんねと 父に言わない 言うもんか
・みんな好き カレーライスは おいしよ
○からたちの花
・あおいとげ からたちの花 秋に咲く
・咲いてきた からたちの花 うつくしい
・からたちの きれいな花は だいじにね
・からたちの 花はきれいだ 白い花