青春の寂しさ

昨日、2020年ル・マン24時間レースLMP2クラス初出場・完走のドライバー氏が遊びに来てくれたっすよ。

LMP1クラスのトヨタに抜かれる時、凄い格好良かった事、ポルシェチームの音に痺れた事、そんな話で盛り上がったけど、それって、まさにプライスレスな感想っすよ。
だって、プレイヤーとしてその場にいながらにして、最高最上の特等席で目撃しているんだから。

大変なことや厳しいことも多かっただろうけど、レースが終われば思い出話しか出来なくなってしまった。
ル・マンの決勝レースは24時間で終わるけど、そこに辿り着くまでの段取りに年単位を費やしている訳で。

チェッカーフラッグと共に、終わってしまった。苦しい山登りも、下山して家に帰れば思い出だけになってしまう。
寂しさを禁じ得ない。端から見るしか出来なかったあっしですら、脱け殻のような気分になる。

ただ、山頂まで辿り着いて無事に帰宅出来たのだから、これは本当に幸せなんだと思う。

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