10月
27日,
2014年
バリバリ伝説
でも・・・何回読み返しているだろう。
少し時間があったので、不意にコミックを手に取ったのが運のツキ。
さすがに一巻からは読まないけれど、、、、。
第33巻、イギリスGPの後半から。
この時代はまだ2ストロークエンジンのモンスターマシンが全盛。
現代のMOTO GPへ続くWGPと呼んでいた時代。
そして、空前のバイクブームが日本を包んだ時代。
同じく4輪レースも、予選落ちという用語があったほど盛り上がった時代。
スタンドに満杯のオーディエンス、歓喜と興奮の入り雑じる世界。
アツイ時代。
バリバリ伝説も、その時代を反映している。
読み進めていくと個性豊かな登場人物たちに感情移入してしまい、涙してしまう。レースという限定的な世界での話。
でも、それぞれの人間と、その関係を生き生きと書き上げた作品。
それに、レース屋として生きるあっしにとっては、ある意味教科書のような作品。こういうレース屋でいたい、そう思わせる作品。
だから、自然と自分自身の原点に還らせてくれる。
第38巻の最終話まで、ワナワナ震えながら、時に涙しながら、一気に読破。
勿論、フィクションの漫画なのだけどレースの展開や人間のエゴ、意地、友情、信頼・・・複雑な感情が胸を掻きむしってくる。
高鳴り、こみ上げ、男泣きしてしまう。
そして、それなりに長くレース屋として携わりながら、初めて現場で大粒の涙を落とした、良いパートナーに巡り会えたあの時のレースがフラッシュバックし、また泣けてくる。
レースって、マシンの競争じゃあ無いんす。
人間の闘いなんす。結局。
ワオ!と言っているユーザー
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