6月
3日,
2013年
男が惚れる
実は、チャン・ツィー見たさ・・・という不純な動機ではあったんだけど、トニー・レオンが四年(確か)をかけてカンフーのトレーニングをした、というハナシにも興味があった。
見終わって、アツい何かが込み上げてきた。
ホロッと。
俳優にこれほどの感動と、人生観への揺さぶりを与えられたのは、映画「アンタッチャブル」以来。
トニー・レオンの、なんという格好良さよ!
直向きな武術者の、なんという純粋さよ!
いま、日本に失われてしまったモノが、確かにあった。
尺の決まった中での物語だから、全てをもれなく映像化されてはないし、実際、人物像の手厚い説明は足りてないと思う。
が、必要にして最小の内容と展開には好感が持てた。
何より、台詞の一つ一つが深く、清い。
久し振りに、映画らしい映画を観た。
そして、また観たいと思う。