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四季織々〜景望綴

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◇◇◇桜物語◇◇◇  ◆桜の章◆ 4

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◇◇◇桜物語◇◇◇  ◆桜の章...
   花蕾

光祐さまと祐里は、紫乃の焼いたマドレーヌを持って、東野家へ森尾の車で向かった。 森尾夫婦は、紫乃から祐里の縁談話を聞いて、祐里を元気づけようと車の後部座席に溢れんばかりの菜の花を飾った。祐里は、森尾夫婦の心遣いの菜の花に包まれて、こころに陽光が差し込んだように感じていた。
 東野家では、伯母の紗代子が光祐さまと祐里を迎えた。
「光祐さん、いらっしゃいませ。ますますご立派になられましたね。祐里さん、いらっしゃいませ。この度は、大変でございましたね」
 紗代子は、光り輝く好青年の光祐さまと一歩後ろに立つ慎ましやかな祐里を見つめて相好を崩した。 
「こんにちは、伯母上さま。ご無沙汰でございました。母がお世話をおかけしております」
 光祐さまは、丁寧に頭を下げた。
「こんにちは、伯母上さま。ご心配をおかけして申し訳ございません。紫乃さんのマドレーヌでございます。どうぞ、みなさまでお召し上がりくださいませ」
 祐里は、お辞儀をすると菓子箱を紗代子に差し出した。
「ありがとうございます。薫子さんがお待ちかねでございます。さぁ、こちらへどうぞ」
 光祐さまと祐里は、紗代子の案内で奥さまが娘時代を過ごした南側の薔薇園に面した部屋に通された。
「父上さまが母上さまのことを気になさっておいでで、代わりにご機嫌伺に参りました」
「光祐さんと祐里さんの顔を見たら、気分がよくなりました。さぁ、お座りなさい」
 長椅子の中央に奥さまが座り、左右に光祐さまと祐里が座った。奥さまは、優しく祐里の手を取った。
「まぁ、祐里さん、元気のないお顔ですわね。心配しなくても、わたくしは、まだまだ、祐里さんを手放しはいたしません。もしもの時は、東野の家に祐里さんを連れて帰る決心をしましたのよ」
「奥さま、ありがとうございます。そして、私のことでご心配をおかけして申し訳ございません。奥さまのお気持ちだけで、私はしあわせでございます」
祐里は、奥さまの厚意が嬉しくて潤んだ瞳を向けた。
「祐里さんが悪いのではなくてよ。この事はわたくしにお任せなさいね」
 奥さまは、祐里を抱き寄せると愛おしさで胸がいっぱいになった。光祐さまを産んだ後にもう子どもができないと判り、その後に引き取った祐里に随分と慰められたことを思い出していた。まだ言葉を上手に発音できない三歳の祐里が『おくさま』と屈託のない笑顔で呼びかけてくれ、どんなにこころが和んだことか。光祐さまも妹ができたことで、一人っ子の我が侭を通すことなく思いやりのある優しい性格に育っていた。
「母上さまの里帰りを気にされて、父上さまが榛様の事を詳しく調べてくださるそうです。調査結果が届けば、きっと父上さまにもご理解いただけると思います」
光祐さまは、今朝の旦那さまとのやり取りを説明した。
「結婚は、とても大切な事ですもの。可愛い祐里さんを簡単に嫁がせるなんて、わたくしにはできませんわ」
 奥さまは、突然の縁談話で、ますます、祐里が可愛く思えてならなかった。

東野家の一人娘である従妹の萌は、祐里と同い歳で、祐里が進学する女学校に小学部から通学している。萌は、西洋人形のように絢爛豪華で、欲しいものは何でも与えられ、宝物のように大切に育てられていた。
「光祐お兄さま、お久しゅうございます。お帰りを待ち侘びてございました。お会いできて嬉しゅうございます」
 薔薇を花瓶に活けていた萌は、久しぶりに会う光祐さまに瞳を輝かせた。
「こんにちは、萌。綺麗になったね。春からは、祐里も同じ女学校に通うから、仲良くしておくれ」
 光祐さまは、笑顔で話しかけ、萌は、光祐さまに花開く満面の笑みを返した。
「こんにちは、萌さま。どうぞよろしくお願い申し上げます。萌さまとご一緒できまして嬉しゅうございます」
 祐里は、光祐さまの後ろで丁寧にお辞儀をした。祐里の声とともに萌の笑顔が一瞬陰った。萌は、子どもの時から祐里が苦手だった。祐里は、いつも光祐お兄さまの横にいて、しあわせそうに微笑んでいる。庶民の生まれで孤児なのに華やぎがあり、子どもの頃から祐里にだけ分かる嫌がらせをしても、少し困った顔をするだけで何もなかったかのように優しく接してくれた。その度に萌は、居心地の悪さを感じた。そして、何よりも唯一の従兄である大好きな光祐お兄さまが、祐里に向ける優しいまなざしに嫉妬を覚えていた。そんな祐里に縁談の話が持ち上がり、叔母が反対して実家に戻ってきていると母から聞かされた。(早く嫁いでいなくなればいいのに)と萌は思っていた。
「おばあさまのお部屋に伺うところだけれど、萌も一緒にどう」
 光祐さまから誘われて嬉しいと思いながらも横の祐里に嫉妬して、萌は、傍らの薔薇を思わず握り締めていた。
「痛い」
 萌の指から赤い血の雫が零れた。祐里は、自身が傷ついたような顔をして駆け寄り、萌の指を白いハンカチで包みこんだ。
「光祐さま、お先に行かれてくださいませ。私は、萌さまの手当てをしてから参ります」
「萌、大丈夫。後から祐里とおいで」
 光祐さまは、萌に優しく声をかけて、祖母の籐子の部屋へ先に向かった。
「萌さま、薬箱はどちらでございますか。消毒をいたしましょうね」
「私に構わないで。あなたに優しくしてもらいたくないの」
 萌は、鋭い声を発して、祐里の手を振り払った。
「でも、萌さま、痛うございましょう」
萌は、傷を労わる祐里の言葉に良心が痛んで、ますます悲痛な表情になった。
「あなたは、どうしていつも優しいの。自分が辛い時なのになぜ人に優しくできるの。あなたを見ているとイライラするのよ。私に構わないで、さっさと光祐お兄さまの後を追って行ってちょうだい」
「萌さま、ご不快な思いをおかけいたしまして申し訳ございません。でも、黴菌が入りますと大変でございます。お手当てが済みましたら、すぐに失礼いたします」
 祐里は、萌から発せられる棘のような言葉にこころを痛めながらも、萌の傷を心配して手を取った。
「大丈夫よ。もう、血も止まったもの。それよりもハンカチが汚れてしまったわ」
 萌は、嫉妬心を抱きながらも、祐里の手の温もりに包まれて、血で赤く染まった白いハンカチを見つめ、自身の醜い心の染みのように感じて目を反らせた。
「ハンカチは、お洗濯をいたしますので気になさらないでくださいませ。念の為に消毒をしておきましょうね。早く痛みが治まるとよろしゅうございますのに」
 祐里は、安らかな笑みを浮かべて、薬箱から消毒液を取り出して手当てをした。
「痛っ」
 萌は、消毒液が沁みて大袈裟に声をあげた。祐里は、身を縮めて痛みを共有していた。
「萌さま、申し訳ございません。包帯をいたしましょうね。もう大丈夫でございます」
 祐里は、萌に労わりの声をかけながら手際よく包帯を巻いた。萌は、祐里から手当てをされながら、祐里の慈悲のこころに触れ、痛みと苛立ちが消えていくのを感じていた。
「祐里さま、ありがとう。女学校では萌と仲良くしてくださいね」
 萌は、祐里の真心に触れ、目が覚めた気分になり、初めて自分と同じ立場に置いた。
「萌さま、こちらこそどうぞよろしくお願いします」
「祐里さま、おばあさまと光祐お兄さまがお待ちかねですわ。早く参りましょう」 
萌は、祐里の手を取って籐子の部屋へ向かいながら、波立った心がすっかり凪いでいた。祐里は、初めて萌から『祐里さま』と呼ばれて、戸惑いを感じつつも嬉しかった。

一方、旦那さまの会社には、早速、榛家からの婚約申し出の書状が届いた。旦那さまは、気の早いものだと少々苦笑しながら執事の遠野を呼び、至急、榛文彌の身辺調査を依頼するように命じた。それから、仕事に取りかかろうと椅子に腰かけ、今朝の支度を手伝ってくれた祐里の手際のよさに頭を巡らせていた。祐里が『旦那さま、どうぞ』と上着を着せかけてくれた瞬間は、しあわせを纏ったような気分に包まれた。
「本当に愛らしい娘に育ったものだ」
 旦那さまは、上着に触れて思わず呟いていた。祐里がいなくなったお屋敷の静寂をしみじみと考えていた。慎ましく愛らしい声で『旦那さま』と呼ぶ声が聞こえなくなると思うと寂しさが込み上げてきた。おかしなことに祐里を嫁に出すのが惜しいとさえ思えてきた。そして、首を振り「まだ嫁ぐまでに三年はあるのだから」と自分に言い聞かせて、机の上に積まれた書類へ目を移した。

 籐子は、三年ぶりに会う光祐さまにとても上機嫌だった。おまけに祐里のことで、一人娘の奥さまが戻ってきていることにも内心喜んでいた。そして、血の繋がらない祐里を三人目の孫として愛しんでいた。
「光祐さん、祐里さん、今夜は、薫子さんと一緒にお泊まりなさいな。父上さまは、おひとりで頭を冷やされるとよろしいですわ。それにおじいさまも、お仕事から戻られましたらお喜びになられますもの」
「ありがとうございます。おばあさま」
「萌も、光祐お兄さまと祐里さまがいてくださると楽しいもの」
 光祐さまと萌は、籐子の両隣に座り、祐里は、籐子の肩を優しく揉んで差し上げた。
 光祐さまと祐里は、祖父の東野香太朗と伯父の東野圭一朗が仕事から帰り、皆と一緒に夕食をご馳走になってから、お屋敷に戻った。
 その夜、東野香太朗は、奥さまを諭した。
「薫子、桜河に嫁に出たのだから、何があろうと東野の家に戻って来るとは承服しかねるね。啓祐君に従うのが妻の務めだろう。しかし、母上も内心喜んでおる。戻ってきたからには、二、三日ゆっくりしていきなさい」
「ありがとうございます、父上さま。今まで旦那さまに添うことがわたくしの務めと精進して参りました。でも、桜河電機のために祐里さんの縁組をなさる旦那さまには同意できかねます。そのような冷たいおこころの御方とは思いませんでした」
「啓祐君も経営者の風格が出てきたということだ。経営者たる者は、まず会社の利潤を最優先して考えるものだからね。薫子と啓祐君の縁組にしても、先代の詠祐さんとは意気投合して縁組を約束したが、東野地所・桜河電機相互のそれなりの利潤を考えてのことだった。しかし、薫子が母の立場で祐里を大切に思っているように、私は、光祐や萌と同様に祖父として祐里を愛おしく思っている。いざという時は、私が祐里を引き受けよう」
「父上さま、ありがとうございます」
 奥さまは、厳しい顔の裏に隠された父・香太朗の優しさに包まれて、久しぶりに娘時代に戻ったような気分になって抱きついた。
 旦那さまは、翌日の夜に奥さまを迎えに行き、義父に頭を下げた。奥さまは、調査報告書が届くまでの間、休戦を宣言してお屋敷に戻った。

光祐さまは、こころがすっきりとしないながらも、できる限り祐里を側に呼んで、二人の時間を大切に過ごした。
 朝早くから、紫乃が丹精込めて作っている畑の水撒きに出かけた光祐さまは、如雨露の水を大きく振り回し、朝日に煌く雫の宝石を纏う祐里の美しさにしばし見惚れていた。
「光祐さま、冷とうございます」
 祐里は、雫を手の甲で受けて困った顔をして微笑んだ。『ぼくは、絶対に祐里を守るからね』という光祐さまの力強い言葉を信じて、光祐さまに寄り添ってしあわせな時間を噛み締めていた。
「ごめんよ、祐里。さぁ、拭いてあげよう」
「ありがとうございます。光祐さま」
 光祐さまは、手拭いで水滴を拭きながら、祐里と共有するしあわせを感じていた。祐里は、光祐さまに見守られて、ますます美しく輝いていた。
 日本庭園の池では、祐里が側に寄るだけで鯉が餌を催促して集まり、その頭上では小鳥が囀っていた。光祐さまは、小学生の頃に祐里と散歩の途中で、野犬に出遭った時のことを思い出していた。牙を鳴らして跳びかかろうとする野犬に、祐里は、手を差し出して手懐けた事があった。光祐さまは(祐里は、本当に万物から好かれるものだ)と感心して、祐里の無邪気な横顔を見つめていた。その二人の楽しそうな様子を奥さまはお屋敷の窓から、紫乃は台所の窓から、微笑ましく見守っていた。
お屋敷では、仲睦まじい光祐さまと祐里の若々しい明るい声が満ちていた。

五日後に旦那さまのところへ榛文彌に関する調査報告書が届けられた。この日は、偶然にも光祐さまの十八歳の誕生日に当たる三月三十一日で、光祐さまにとって素晴らしい誕生日の贈り物となった。調査報告書には、文彌の大学時代から現在に至るまでの女性関係が延々と綴られていた。旦那さまは「これでは、祐里が苦労する事になる」と溜め息をつき『祐里を大切にして、本当にしあわせにしてくれるのですか』という光祐さまの言葉を思い出していた。旦那さまは、すぐに榛家へ婚約の断りの書状を書き送った。榛家からは、その後も再三の申し出があったが旦那さまは断固として断った。奥さまも光祐さまも喜んだ。そして、当の祐里がどんなに喜んだことか。
「祐里、私に任せてくれた縁談は、すまないがなかったことにしておくれ。考えてみれば、祐里は桜河の家に縛られないで好きな男性のところに自由に嫁にいくといい。だが、もう少しその可愛いらしい笑顔を私たちの側で見せておくれ」
 旦那さまは、祐里を抱き寄せた。
「はい、旦那さま。ありがとうございます。祐里は、しあわせものでございます」
 祐里は、旦那さまの大きな広い胸に抱えられて安らぎを感じていた。
「今度のことで、私も薫子も祐里を嫁に出すのが少々惜しくなった。祐里より先に光祐の嫁を考えるべきだったね。大学を卒業するまでにはお相手の娘さんを決めておかなければなるまい。薫子も候補の娘さんを気に留めておくように。光祐は、本日で十八歳になったのだから、そろそろ桜河家の後継ぎとしての自覚を持ちなさい。光祐には、桜河家の嫁として相応な娘さんを見つけなければならないからね。祐里も光祐の許婚者が決まった時は仲良くしておくれ。今夜は、盛大に光祐の誕生祝いと大学の入学祝いをするとしよう」
「はい、畏まりました。旦那さま」
「はい、父上さま。ありがとうございます」
「はい、旦那さま」
 こうして、一先ず、祐里の縁談は白紙に戻り、旦那さまは、上機嫌で今度は光祐さまに矛先を向けた。奥さまと光祐さまは、安堵して祐里に優しい笑顔を向け、お屋敷は温かな空気に包まれていた。
光祐さまの誕生・大学入学祝いの盛大な宴が終わり、大勢の招待客を見送った後、光祐さまと祐里は、バルコニーで静かに寄り添って春の匂いに包まれた庭を眺めていた。
「ぼくは、これからも桜の樹に誓って、必ず、祐里を守るからね」
「ありがとうございます。私は、光祐さまを信じてついて参ります」
 光祐さまは、縁談が白紙に戻されて安堵している祐里の瞳を真剣なまなざしでみつめた。祐里は、はらりと嬉し涙を流し、光祐さまの胸に顔を埋めた。光祐さまは、優しく祐里を抱きしめた。桜の蕾が二人を祝福して微笑むかのようにふっくらと膨らんだ。

 祐里の誕生日の四月三日は、光祐さまが十日間の休暇を終えて都に戻る日だった。光祐さまは、朝食の後、時間を惜しむかのように祐里を連れて桜池に散歩に出た。お屋敷の奥地には、豊かな水を湛えた桜池が広がり桜川地方の水源となっていた。桜の木立にぐるりと囲まれた桜池は、立ちこめた霧が晴れて行くに連れて、後方にすそ野を広げる雄大な桜山の新緑と青い空を映し出し、荘厳な美しい水面の表情をみせていた。この桜池から桜山までの広大な土地は、桜河家の所有地だった。
「静かでございますね」
 祐里は、陽射しに輝く水面を見つめ、光祐さまと並んで池の辺に佇んでいた。光祐さまと祐里の二人だけの時間がゆったりと流れていた。
「ぼくのこころのようだよ」
 光祐さまのこころも池の水面のように静かで穏やかだった。
「桜池が桜の樹を映してしあわせそうに見えるだろう。ぼくのこころも祐里がいるだけでしあわせだもの」
 光祐さまは、桜色に頬を染める祐里を笑顔で見つめた。
「そのように想ってくださいまして、祐里は、しあわせでございます」
 光祐さまと祐里の仲睦まじい様子に、桜の木立の膨らんだ蕾たちがくすぐられるように微笑んで咲き始めていた。
「祐里、十六歳のお誕生日おめでとう。ぼくからの贈り物だよ」
 光祐さまは、ポケットから桜の花の首飾りを取り出して祐里の首にかけた。
「光祐さま、ありがとうございます。とても嬉しゅうございます。大切にいたします」
 祐里の白い肌の上で桜の花の首飾りが小さく揺れた。
「ここにこうしていると、子どもの時のままのような気がするね。何時も祐里が側にいた。昨日も今日も明日も変わることなく」
 光祐さまは、大きな石の上に腰かけ、祐里も横に座った。
「光祐さまが中学に進学された時は、淋しい想いをいたしました。でも、これからは、淋しくても、光祐さまを信じてお待ち申し上げます」
 祐里の瞳の奥には、光祐さまから愛されているという自信が覗われた。それは、今まで孤児として身の拠り所のなかった祐里の確固たる居場所であった。
 光祐さまと祐里は、お腹がすくまで寄り添って、春の陽射しに映える池を投合しながら見つめていた。
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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2008-09-24 09:07

祐里の縁談は白紙となり、平穏な日々が戻ってきます。

そして、明日「守り人」では、祐里にとって生涯大切な新しい登場人物が現れます。

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MR職人
MR職人さんからコメント
投稿日 2008-09-24 09:25

私の祖母は<合原伊豆守の三女>で慶応3年生れ〜昭和18年死亡です。 女子高等師範(お茶の水女子大)で学んだようです。 幼かった私には記憶がありませんが亡父の話から推測すると多分文章に出てくるような言葉使いだったと思います。 年甲斐もなく懐かしい時代を描いて読ませいただいています。・

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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2008-09-24 18:32

MR職人さん。


コメントありがとうございます。

その時代にわたしも生きていませんでしたが(笑)遠い魂の記憶として、文章を綴っています。
お時間のある時は、お立ち寄りください。

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2008-09-24 17:20

大蛇はあっけなく退散となりましたね・・・。


もう少しネチネチと絡んでくるのかなと思ったのですが・・・。
また次の展開が待ってるんですよね(^。^)

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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2008-09-25 18:11

これを書いている時に同じようなドラマがあり、そのネチネチさがあまりに気に入らなかったので「わたしが書こう!」と筆を執りました。

友人たちの感想は「あまりにあっけない」でしたが、この時期、現実では人間の心の醜さに対峙していたので【ただただしあわせな物語】を書きたかったのです。

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