Japanese Online Newsletter Vol. 228 「ご苦労さま」は、目下に使う言葉 敬語(「ごくろうさま」は、めしたにつかうことば けいご)

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「ご苦労(くろう)さま」という言葉(ことば)は、日本語(にほんご)(なか)(ろう)をねぎらうための表現(ひょうげん)ですが、目上(めうえ)(ひと)同僚(どうりょう)(たい)して使(つか)うべきではなく、(おも)目下(めした)(ひと)部下(ぶか)(たい)して使(つか)言葉(ことば)とされています。その理由(りゆう)以下(いか)説明(せつめい)します。

理由(りゆう)説明(せつめい)

1.敬語(けいご)階層(かいそう):

- 日本語(にほんご)には、敬語(けいご)使用(しよう)(かん)して厳密(げんみつ)なルールがあります。敬語(けいご)は、相手(あいて)との関係性(かんけいせい)(上下(じょうげ)関係(かんけい)(した)しさなど)によって使(つか)()けられます。「ご苦労(くろう)さま」という表現(ひょうげん)は、上司(じょうし)先輩(せんぱい)から部下(ぶか)後輩(こうはい)(たい)して使(つか)われることが一般的(いっぱんてき)です。これは、(ろう)をねぎらう(さい)に、(すこ)(うえ)から目線(めせん)のニュアンスが(ふく)まれているためです。

2.歴史的(れきしてき)背景(はいけい):

- 「ご苦労(くろう)さま」という言葉(ことば)自体(じたい)は、かつてはあまり厳密(げんみつ)使(つか)()けられていなかったかもしれませんが、現代(げんだい)のビジネスマナーでは、目上(めうえ)(ひと)(たい)して使(つか)うことは適切(てきせつ)ではないとされています。歴史的(れきしてき)には、軍隊(ぐんたい)職場(しょくば)上司(じょうし)部下(ぶか)をねぎらう表現(ひょうげん)として使(つか)われることが(おお)かったため、その名残(なごり)(いま)でも(のこ)っています。

3.適切(てきせつ)表現(ひょうげん):

- 目上(めうえ)(ひと)同僚(どうりょう)(たい)しては、「お(つか)れさまです」や「お(つか)れさまでした」という表現(ひょうげん)がより適切(てきせつ)です。これらの表現(ひょうげん)は、(ろう)をねぎらいつつも、敬意(けいい)表現(ひょうげん)することができます。また、「ありがとうございました」や「ご協力(きょうりょく)いただきありがとうございます」のように感謝(かんしゃ)()()めた表現(ひょうげん)推奨(すいしょう)されます。

まとめ

「ご苦労(くろう)さま」という言葉(ことば)は、目下(めした)(ひと)部下(ぶか)(たい)して使(つか)うのが一般的(いっぱんてき)であり、目上(めうえ)(ひと)同僚(どうりょう)(たい)して使(つか)うべきではありません。日本(にほん)のビジネスマナーでは、相手(あいて)(たい)する敬意(けいい)(しめ)すために、状況(じょうきょう)相手(あいて)(おう)じた適切(てきせつ)言葉遣(ことばづか)いが(もと)められます。「お(つか)れさまです」や「お(つか)れさまでした」のような、より敬意(けいい)(あらわ)表現(ひょうげん)使(つか)うことで、円滑(えんかつ)なコミュニケーションに(つな)がると(おも)いますのでぜひ参考(さんこう)にしてください。

“Gokurousama” is a phrase used for subordinates (Honorifics)

“Gokurousama” is used in Japanese to thank someone for their work, but it should not be used to express gratitude to superiors or colleagues, but mainly to subordinates and juniors. Here is the reason why.

Explanation

1. Hierarchy of honorifics:

- The Japanese language has strict rules regarding the use of honorifics. Honorifics are used according to the relationship with the other party (e.g. rank, familiarity). The expression “gokurousama” is commonly used by superiors and seniors to subordinates and juniors. This is because it has a slight nuance of superiority.

2. Historical background:

- The term “gokurousama” itself may not have been used very strictly in the past, but in modern business etiquette, it is not considered appropriate to use it to address superiors. Historically, it was often used by higher-ups in the military or in the workplace as an expression of appreciation for their subordinates, and this perception still remains.

3. Appropriate expressions:

- For superiors and colleagues, the phrases “otsukaresamadesu” and “otsukaresamadeshita” are more appropriate. These expressions acknowledge their work while still expressing respect. Expressions of gratitude such as “arigatou-gozaimashita” (thank you) and “gokyouryokuitadaki arigatou-gozaimashita” (thank you for your cooperation) are also recommended.

In summary

The phrase “gokurousama” is generally used for subordinates and juniors, and should not be used for superiors or colleagues. Japanese business etiquette requires the use of appropriate language depending on the situation and the other party in order to show proper respect. Using more respectful expressions such as “otsukaresamadesu” and “otsukaresamadeshita” will lead to smooth communication, so please take note of them.
 
 


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