人生は、日々の当たり前の積み重ね 曾野綾子さんの書籍から学んだこと②「積み重ね」の正体
8月
10日
私たちは往々にして、人生を「山登り」のように捉えますよね。
頂上という明確な目標があり、そこに向かって一直線に進んでいく。
でも、実際の人生はもっと「編み物」に近いのかもしれない。
奥ちゃんは「刺繍」にハマっている。
編み物も同じですね。
一目一目は本当に小さな動作だ。針を入れて、糸を通して、引き抜いて。それを何百回、何千回と繰り返す。
途中で糸が絡んだり、目を落としたりもする。でも気づいたときには、手の中に温かいセーターができあがっている。
人生の「当たり前」も、これと似ている。
朝起きて、顔を洗って、朝食を食べて、仕事に行って、人と会話して、夜眠る。
この繰り返しが、いつの間にか私たちという人間を編み上げていく。