人生は、日々の当たり前の積み重ね 曾野綾子さんの書籍から学んだこと①
8月
10日
コーヒーカップの底に見つけた真実
今朝もいつものようにコーヒーを淹れる。挽いた豆を計り、お湯を沸かし、ゆっくりと注ぐ。何の変哲もない、365日のうち300日以上は繰り返している動作。これは、私の「当番」となっている。
ふと、空になったカップの底を見つめていて思った。この小さな円の中に、実は人生のすべてが詰まっているのではないかと。
毎日同じように見えるコーヒータイム。
でも、今日の豆は昨日より少し酸味が強い。
窓から差し込む光は、季節とともに微妙に角度を変えている。カップを持つ手のしわも、知らず知らずのうちに深くなった。
当たり前は、実は当たり前ではない。毎日が、ほんの少しずつ違っている。