如己堂は、永井隆博士が「己の如く隣人を愛せよ」という聖書の言葉から、自分と同じように他人を愛する心を込めて名付けた、2畳ほどの小さな住まいです。 この家は、原爆で無一文になった浦上の人々が博士のために建てたもので、博士はここで晩年を過ごし、白血病と闘いながら執筆活動に励みました。 如己堂は、博士の平和への願いと隣人愛の精神を象徴する場所であり、今も多くの人に伝えられています。