利休梅の舞うころに(1)~花の行方、いのちの行方~
4月
17日
いち早く咲いた利休梅が、はらはらと風に舞い、静かに散り始めました。
例年なら、ただ何となくその姿を眺めていたのに、今年は少し違います。
その「はかない」花びらが、自分の年齢と重なって見えて、胸の奥に静かな寂しさが宿ります。
満開を迎えたばかりの利休梅でさえ、すでに花びらを落とし始めている。
咲き誇るその瞬間から、終わりへと向かって歩き出しているのです。
それはまるで、人生のありようを映しているかのよう。
(つづく)
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