死ぬまで、いえ、死んでもついてくる!マンション地獄
10月
27日
死ぬまで、いえ、死んでもついてくる!マンション地獄(最終章)です。
どんなマンションを買おうと、大きなお世話なので、今回でマンションシリーズ最終章といたします。重複しますが「まとめ」という意味で読んでみてください。
「税金、管理費、積立で6000万円払う」ことについては、専門家の計算をみていただくとして
http://jp.bloguru.com/hitparadeclub/251967/2015-10-25
ボンビー父さんがマンションを買ったことについては、前に書きましたが(まだの方はここ)
「マンションは捨てられない・・・」
http://jp.bloguru.com/hitparadeclub/251357/2015-10-16
ボンビー父さんは、なんと85歳でローンが終了する、長期のローンを組みました。売っていなかったとすると、あと20数年返済が続いたはずです。なけなしの年金からローンを払うなんて、よくそんな契約をしたなあと、振り返って思います。
「ライオンズマンション」「県庁東」という名前と、最上階広いバルコニー付きということで、売却しましたが、ローンも精算してなんとか損も得もしないで人の手に渡りました。
売れるときに売ってないと、大変なことになります。(詳細は次回)
それを買った方は、建て替え、取り壊しのXデーは、どうするんでしょう。
古くなれば、地震が来たときに危険です。
東京湾北部地震 首都「震度7」で、老朽建物84%以上全壊も
http://jajapon.com/k/h.html (地震ニュース)
1戸当たり1500万~2500万円の建て替え費用を負担
http://jp.bloguru.com/hitparadeclub/posts/2015/10/20
高層のため足場も組めないので、それらの維持管理には相当の費用が必要になるようです。販売業者側が設定する月々の修繕積立金額は、客を引き寄せるためにどうしても低く設定されがちです。修繕積立金は上がって当たり前です。
タワーマンションの建て替えにいくらかかると思いますか。ボンビー父さんのボロボロ明治初期の家も百数十万円かかりましたよ。
何十億円もかかって取り壊し、何十億円もかかって立て替えし、何千万円も手出しして、管理費、修繕積立、固定資産税を子々孫々まで、また6000万円払うのでしょうか。建て替え終了まで、2年間どこに住むのでしょうか。数百戸の一時引っ越しも大変でしょう。
区分所有法では、建替え決議は、区分所有者数の8割かつ議決権数の8割だそうですが、取り壊しの決議は、区分所有法に規定がなく、民法の共有の原則のとおり全員の合意が必要というのです。
みんな意見が一致するでしょうか。じゃ、取り壊しや建て替えは本当にできるのでしょうか。ゴーストタウンのまま所有する事になります。もう、そのときはだれも買ってくれません。そのときどうする? 所有権を放棄するとよく人は言います。でも、なんと所有権は放棄できないのです。(詳細次回)
こんな例をネットで見ました。
ただのインターホンを交換するのでさえ
あれこれ立場の違いから総会で決まらない状態…
年寄りはもう余分な金は出したくない
警報装置等も兼ねているので
みな一斉に同じ機器に交換しなけりゃならないのに
年を取って、仕事辞めて、金がない、危険、でもおかね金が無い。不良資産処理が終わってる人は既に出て行って、金がない人だけが残ってて修繕積み立ても不足って地獄です。
ここまでは、専門家の意見や、予想されるXデーの悲惨な物語で、なんら今までの記事とは変わりません。
さてここから、まだ地獄が続くのです。最終章はパート2に入る必要が出てきました。