-
「潜在性高プロラクチン血症」の検査はしましたか?体外受精でもなかなか妊娠しない方が、当院受診し、TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)の負荷試験という検査をして、「潜在性高プロラクチン血症」と判明し治療を受けていたら、自然妊娠される方も、ときどきいらっしゃいます。プロラクチンは、生殖ストレスや、甲...
-
脳の真ん中から、愛情ホルモン、ストレスホルモンとも言われているプロラクチンというホルモンが分泌されています。プロラクチンは乳腺を刺激する作用と、卵巣機能を抑制する作用と、免疫系を攻撃的にする作用があります。よって、不妊症の原因だけではなく、着床障害、不育症の原因でもあります。プロラクチンは、流産した...
-
体外受精で一人目の子を出産した後、3~5回以上胚移植しても、不成功が続いたら、「二人目の着床障害」の可能性があります。出産後の身体の変化が原因です。たとえば、母乳の分泌に関係していたプロラクチンというホルモンが断乳した後でも、ストレス等で潜在性レベルの高値であった場合とか、帝王切開等の異常出産により...
-
想像妊娠という言葉を聞いたことありますか。私が医学生であった40年ぐらい前に、講義のなかで知りました。女性は、精神的な状態が、いかにホルモン環境に影響するかという典型例として、説明されていたのです。40年以上前には、簡単な検査で妊娠しているかどうかはわかりませんでしたから、子供の恵まれない女性が、異...