海外へ事業展開をするとき、単にコンテンツを翻訳するのでは不十分です。用語が似ていても、同じ意味で使われているとは限りません。ローカリゼーションは、その国や地域の文化を考慮しながら、その市場に合うよう対応することを意味します。時には、事業内容が現地に合わない場合、考えを改めるきっかけにもなります。例えば、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は1976年に空飛ぶコウノトリが家庭におむつを運ぶ広告を流して、パンパースの紙おむつを日本に紹介したのですが、それは日本の人々を困惑させたそうです。欧米と違い、赤ちゃんを届けてくれるのはコウノトリではなく、昔話の童話から、川を流れてくる「桃」というイメージ...