悪者になりたくない
12月
10日
割と耳にする会話のひとつが
「私は悪くない」
もちろん、
自分の正当性を主張することも必要です。
何というか…
他愛もない会話の中で
誰かが悪者になるケースは案外と多くて
そんな会話をしている人の表情は
傍目から見て良い顔には写りません。
何よりも
聞こえてきても良い気分にはなりません。
「ミスした〇〇さんが悪い」
「しっかり伝えてない〇〇さんが悪い」
勿論、ミスも伝え漏れも無いのが一番ですが
自分の正当性を主張するだけでは
事態はスムーズに動きません。
誰ががミスや伝え漏れをカバーする必要も
出てきます。
「私は悪くないのに」
「私はミスしてないのに」
そう言いながら対処した経験は
誰でもあるのではないでしょうか?
では、どんな状態なら満足なのでしょう?
自分の正当性が認められている、
自分のやった事を高く評価してもらえる、
間違いなく遂行した事が認めてもらえる、
こんな感じでしょうか?
これ、全部、他者目線です。
自分の正当性を
他者目線で測ろうとしています。
逆に、ミスなく完璧にこなせたことを
誰にも認められることなく、
でも状況はとてもスムーズだとしたら、
どんな気持ちになるでしょうか?
「こんな頑張ったのに誰も何も言ってくれない」と腹が立ったりしませんか?
何事もなく状況がスムーズだと
特に他人は何も気付かない事が多いです。
自分が他人の立場になると
当たり前のようにスムーズに運んでいる事は
きっとあるはずで、
周りのみんなのお陰なんですよね。
「いつもありがとう」
この言葉が増える環境になれば
「私は悪くない」が減るように思うのは
私だけでしょうか?
誰もが悪者にはなりたくありません。
その裏側にある「認めて欲しい」気持ちを
お互いに大切にできる環境をつくっていきたい、
そんな事を考えた今日です。