私がマラソンを走る理由
11月
23日
マラソンを走らない人と会話すると
「わざわざ、しんどい思いをしてまで
走る理由は何?」
と質問を受ける事がよくあります。
最初の頃は
「私が走りたいから走ってるのに、
どうして変な事を聞くんだろう?」
と思っていたのですが、
頻繁に同じ質問を受けたことで
「私がマラソンを走る理由は何だろう?」
「ゴールした後でどうなりたいんだろう?」
「マラソンする前の私ならどう思ってただろう」と
色々考えるようになりました。
フルマラソンは
42キロ先がゴール(目標)です。
でも、これだけを目指してしまうと、
確かに、単なる苦行になってしまいます。
ずっと走り続けると苦しいし
あちこち痛くて逃げ出したくなります。
でも…それだけじゃないのがマラソン、
42キロの道のりには楽しみも沢山あります。
給水ポイントでは
美味しい食べ物でエネルギー補給できます。
道のあちこちでは
見ず知らずの人々から沢山のエールを受け
1人じゃない、心強さを感じられます。
ゴールした後には
言い表せない爽快感と達成感が味わえます。
「走ってる姿に勇気をもらった」と言われると
走り続ける原動力に繋がります。
走ってみないとわからない魅力を知ると、
もっと色々発見したくなってきます。
元々はフルマラソンを完走したら
自分を変えられると思っていました。
マラソンを完走した人のキラキラした表情を見て
「私もあんな風に輝きたい、変わりたい」と
藁にもすがる思いを抱いていました。
かつての私は
自分に自信が持てずにダメ出しばかりする、
自己肯定感の低い人間で、
何とかして自分を変えたいと
もがいていた時期がありました。
フルマラソンを完走してわかった事があります。
マラソンを完走したから
自信が持てるようになったのではなく、
走れるようになる過程で
自分がどんどん変わっていく事ができたのです。
効率化や集中する事で仕事を早く終わらせ
練習する時間を捻出したり、
しっかり食べてよく眠れる、
健康で規則正しい生活を送れるようになったり、
苦しい時こそ自分を俯瞰して
気持ちをコントロールできるようになったり、
一回の完走で出来るようになったのではなく、
完走するために練習する過程で
出来ない理由を盾に言い訳することから
できる理由を探して実現できる行動をするように
自分自身の考え方も
少しずつ変わっていったことでした。
しんどくても走り続ける理由は沢山あります。
まだまだ新しい自分を発見したいし、
ずっと健康であり続けたいし、
私に出来る小さな社会貢献でもあるし、
何より走り続ける事で自信を持ち続けられます。
辛くて苦しい一瞬と
新しい発見と楽しく充実した時を天秤にかけると
今の私は走り続ける選択をしたいのです。
答えがあるようでない、私が走る理由は
これからも沢山出てくると思います。
その時の自分に合ったやり方で
ちゃんと自分と向き合いながら
無理なく長く楽しく走り続けたいものです。
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