beyond COVID-19 教育編3 9月入学
4月
29日
そこで湧き上がっている9月入学。これ以上休校、自宅学習が長引くなら9月入学に切り換えるのもいい機会ということ。良いことも悪いことも表裏一体で色々とあると思いますが、私が思う良いこと。
1)今の児童、生徒、学生にきちんとした授業フォローがリセット的に出来る。
2)毎年寒い冬、雪や風邪とも闘わないといけない受験生が、6−7月受験になればそれらから解放される。
3)長い夏休みが学年の変わる節目に色々な屋外学習の機会を与える。
4)就職活動も青田刈りのような悪習を断つ機会にする。大学3年生から就活!そんな馬鹿なことをやっているのは日本だけではないでしょうか?つまり、大学時代の専門課程での勉学やクラブ活動のことは何も考慮していない。YESマンで言うことを聞く歯車の一つを探しているとしか思えません。8月に卒業してそれから就職活動して、4月から社会人として働けば良い。その間はバイトで暮らしながら就活に専念できるし、決まったら卒業旅行で世界、日本各地を放浪するのも良いでしょう。生活に困る学生は、インターン的に4月待たずに働き始めれば良いし。ホームオフィス化が進んでいる現在、企業も変革努力をしないと大企業ほど危ないでしょうね。
5)それと海外留学時期の相性。まあこれは大きなメリットとして騒ぎ立てることでもないとは思います。
しかし、9月入学議論が文部科学省から能動的に提案されずに地方知事から出てくるあたり、今の政治の在り方、官僚主義の限界も露呈しているようにも思います。官僚の人々は頭脳的にはとても優秀な方々でしょうが、ゼロから何か起こすとか破壊的創造ということは苦手なのでしょう。エリートにはない選択肢でしょうね。
おっと話題が脱線しましたが、怒りも変革の原動力になることはあると思います。怒りがないのは、何事につけても諦めているのかもしれません。
9月入学という時期のシフトだけでなく、それをキッカケに大きく変えられる社会的影響を良い方向に拡大されることを願うひとりです。