サルサダンスのどうでもいい「あるある」
6月
18日
サルサって、どんなダンスかご存じですか。
パートナーと手と手を取り合って踊るというと社交ダンスを思い浮かべる方がいらっしゃると思いますが、その通り、言ってみれば、社交ダンスの「動きが非常に速い版」です。
昨日、この私の趣味について友人から聞かれたので、サルサの基礎知識と、経験者のみが知るどうでもいい“あるある”を紹介してみます。
1)女性は完全服従
なんて書くと、拒絶したくなる女性もいるかもしれませんね。でもパートナーと息が合った踊りをするには、どちらかが司令塔でどちらかが従い手である必要があります。女性は「絶対に」勝手に踊ってはいけません。男性のキューに完全に従ってこそ、2人で1つの美しいダンスが生まれます。
2)男性は大変
「1,2,3,(4)、5,6,7」の7拍(6拍?)を1セットにして、男性は次の振りを瞬時に、どんどん考えていかないといけません。長く踊っている人は感性で踊れるようになりますが、男性の初心者ダンサーは大変です。一生懸命考えているのが表情に出ています。「柔道の投げ技でも考えているのか」と思うほど、深刻なコワイ表情になっている人もいます。
3)男性がリズムを外しまくっている時...
「絶対服従」なのに、男性がリズムを外しまくっている!さあ、どうしましょう。①正しいリズムを取り続け、男性にリズムを伝える ②注意して仕切り直させる ③何事もないように相手に合わせる――答えは③です。どんなに男性がリズムを外していても、相手のリズムに合わせます。音楽を無視してでも相手に合わせることは、自分のダンス力を磨く素晴らしい訓練にもなります。
4)リズムを外すあの人とは踊りたくない!
と、思うこともあります。やたらに体を近づけて来る人ですとか、くねくね気持ち悪い人ですとか、避けたい人は1晩に1人ぐらいはいるかもしれません。その場合、男性が踊りに誘いに来た時に、靴の紐を直す、電話がかかってきたふりをする、トイレに行く、という方法があります笑
5)女性は腕を堅くする
男性が女性を回転させるとき(頭の上に手がある時以外)、女性の腕は「スパゲティーアーム」になっていたらいけないと言います。スパゲティーアームとは力の入っていない腕のことです。腕がふにゃっとなっていると、男性が女性をうまく回せません。その硬さのレベルですが、腕をハンドルにするぐらいの勢いでがちがちにしてOKです。
6)変なあだ名を付けている
毎週通っている踊り場があれば、大抵、そこに来ている男性と顔見知りになります。しかし踊り場は音楽が非常にうるさくて、自己紹介の声もよく聞こえません。よって女性の仲間内では男性をこっそり、あだ名で呼ぶ流れになります。例えば、「青いシャツの人(いつも青いシャツで現れる)」「くねくねした人」「顎で指図する人」「ハッピーおじさん(とても楽しそうに躍る人)」「 山本晋也監督(メキシコ人なのにそっくり)」「寂聴さん(同)」など。私はさて男性たちの間で何と呼ばれているのでしょうね笑
7)素性は知らないのにほぼ毎週抱き合って10年
同じ踊り場に通っていると、相手の名前も職業も何も分からないまま、妙に親密に抱き合って踊り続けて10年経った、というような人もいます。同じ部活動の仲間にような感覚で、お互いに大好きなんですが、素性は知りません。私の友人は、ある時、婦人科に行ったら、そこの先生がいつも一緒に踊る人だったそうで、とてもとても気まずかったと言っていました。
8)ダンスクラブの男子トイレ
サルサクラブやボールルームダンス会場のトイレで亡くなる高齢男性は結構多いのだそうです。踊りの途中でトイレに行って心臓発作ですとか、そういった感じです。でも、最後の最後まで楽しく踊って、そのトイレで亡くなるって悪くないかもしれませんね。しかし、水分補給は大切です。
9)踊っている途中にふと思うこと
「駒か?」。何の因果でそんなにくるくるくるくる高速で一晩中回されているんでしょうね? 時々、「私と駒なら、私の方が多く回っている」なんてどうでも良いことを考えながら回っています。
つまらない長話、最後までありがとうございました!