ゴリゴリマッチョ兄さんとハイチュウ
7月
7日
先日、ジムに行ったら、エントランスに特設カウンターが設けられていました。どうやらどこかの保険会社が宣伝に来ているようです。カウンターに並べられているのは、チラシ+ミニタオル+ハイチュウ2粒が入った透明な袋。
私の白目は目ざとくハイチュウを見つけたものの、こういう広報カウンターにはとても近づけません。興味のあるふりをするのも苦手ですし、話を切り上げて去るのも難しい。ハイチュウとこの苦悩を天秤にかければ、瞬時に苦悩が勝利します。
ところがさすが、ジム仲間のメイ。「るー!何か配ってるよ、行こうよ!」。「私は…」などと言う間もなく、気付いたら私もカウンターの前に立っていました。「これ、どうぞ」と景品を渡してくれるお姉さんはすかさず、「保険は入っていますか」。「ほら、きたよお」(私の心の声)。こういう時、メイは堂々としたものです。他のチラシにまで自ら手を伸ばして「これ、もらってもいいかしら。後で読んでおくわ」――「Please! Thank you」とお礼まで言われて、スムーズな退散。
私もメイの陰に隠れながら急いで立ち去ろうとすると、目の前に突然大きな壁が! いや、壁じゃない、ムキムキマッチョの大男だ! その男の人はまっすぐカウンターのお姉さんを見て大きな声で、「ハイチュウください」。
チラシを読むふりも興味があるふりもせず、ストレートにハイチュウだけを所望するとは…。この状況における、最強キャラでしょうか。