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悲しくなる独立記念日の花火

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昨日、裏山から見た花火





独立記念日といえば花火ですが、ラスベガスでも多くの家庭がまるで花火師ばりの立派な花火をバンバン打ち上げるので、街総出の花火大会のようになります。

1つ打ち上げるのに20~80ドルはかかっているんじゃないですかね?ご近所さんはそんな立派な花火を1時間以上打ち上げ続けていました。

花火はとてもきれいですが、去年と今年はあまり楽しめませんでした。

耳が敏感な犬は大抵花火の音が怖いものですが、去年春に亡くなった愛犬バク君も、花火が始まるとベッドの下に頭を突っ込んで震えていました(お尻は出たまま)。

「こっちおいで!」。テレビを大音響にして、バク君をブランケットの中に入れて抱きしめたっけ…。

ある時はバクを家に一匹置いて(音楽を大きくかけて)、義家族に招待されたホテルの花火大会を見に行った……ごめん、バク。一緒にいてあげるべきだったのに。

バンバンと音を上げて打ちあがる華やかな花火を見ながら、心の中はバクの思い出と後悔ばかり。目の前の世界が自分とは全く関係のない、遠く切り離されたものなって、音まで小さくなっていきます。「もう帰ろうか」。


#アメリカ在住ライター

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