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果物に追い立てられる:夫!買うなら食べて

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インフレのキツいアメリカで、い... インフレのキツいアメリカで、いちご5箱が5ドル




ラスベガスで定番のラテン系スーパーマーケット、La Bonita。ここがとにかく何でも安い。店内だけはアメリカの熾烈なインフレを忘れた世界です。

例えば上の写真、通常なら1箱5ドルはする苺が5箱で5ドル。5箱買わされるのが辛いところですが、毎日、スムージーを飲む私にとっては「冷凍すればいいや」。

大きなマンゴーも2つで1ドル、洋梨も10個入りで1ドル!と、手を出さずにいられない値段の果物が並びます。

夫はスイカが好きなので巨大なスイカを1つ。さらに夫の手は巨大なパパイヤ2ドルにものびます(私はスイカもパパイヤも食べないぞ)。

気が付けば、「スムージーを毎日飲む」なんて生易しいものでは消費できないほどの果物が家に山盛りになります。

半分は切って冷凍庫に(かなり満杯に)。しかし残った半分も4~5日は緑っぽいのに、6日目ぐらいから全部同時に熟します。小さなジューサーにもりもりに果物を詰めて、朝っぱらからお腹が破裂しそうなほどの量のスムージーを飲むのは苦行ですが、全部熟しまくっているので猶予はありません。

夫はというと、なぜかスイカしか食べません。よって私は地獄のように果物を食べまくり、ようやく大きなマンゴーが残り5つか…と思ったら、またLa Bonitaに一人で行った夫の手に大量のマンゴーが!

「え!マンゴーまだ5つ残ってるのに」。

とにかく急いで毎日マンゴーを食べ続け、あとようやく残り3つかと思ったら、またLa Bonitaに一人で出掛けた夫の手に大量のマンゴーが。

しかも夫、マンゴー食べませーん涙(私が毎日マンゴーを鬼の形相で食べているのを見て、マンゴー大好きと思ったのでしょう!)

気付けば、最初の買い物で夫が買った巨大なパパイヤが腐り始めています!大至急皮をむいて、半分凍らせて(冷凍庫ももう満杯)、夫に食べろと勧めますが、なぜかスイカしか食べなーい!

すると昨日、なんとここに住んで5年目にして庭にあった葡萄の木が初の大豊作!庭から戻って来た夫の手に4房の葡萄が!

夫が「俺はこれ、食べたくない」というので(ショック)、これもスムージーにして飲んでやれ! たった一人で果物地獄と戦い続けていますが、昨日、夫についに言いました。「しばらく果物は買ってこないで」。




#アメリカ在住ライター

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