僧侶が日々仏道修行に励む「虎の巣」
今日から月末まで、平日のみ、毎日、一言ずつ何か書いてみようと思い立ちました。できるかな~(笑)。
仕事でブータンの観光政策について知る機会がありました。
ブータンと言えば「幸せの国」と呼ばれています。1972年、第四代ジクメ・シンゲ・ワンチュク王が国の開発理念として定めたのは、GDPの目標値ではなく、GNH(国民総幸福量)でした。
観光政策も一環してGNHを基盤としています。そのコンセプトは、”High Value, Low Impact”。旅の価値を高めながら、文化資源を守り、地元の人々の生活を尊重していく、というものです。
そのためブータンを旅行するには、1泊につき250ドルという公定料金を政府に支払わなければなりません。その内訳は、ホテル代、全ての食事代、政府公認ガイド代、国内移動費(車とドライバー)など。
高いです、が、これにより、逆に限られた人が静かな環境でブータンらしい神秘性を堪能することができます。この点、オーバーツーリズムで神秘性を失いつつある京都とは全く逆の状況だと言えるでしょう。
政府公認ガイドが付くため、ブータンに関するより深い知識を得られるのも良いですね。
あくまでも「幸福度」が基準というブータン。日本も学ぶところがあると思いますし、私も会社やプロジェクト一つ一つ、そして人生についても、ブータン式でいくよう努力したいと思います。
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