ゆうこ新聞38号が出ました('ω')ノ
テーマは「持病のある人の防災」。
毎号連載中の「弱者の防災」の拡大版です。
近年の台風被害や地震の多さから災害を身近なものと感じている方は多いと思いますが、すべてがコロナカラーにべったりと塗りつぶされている今、そのリスクは見えづらいものになっています。
どんな病気にしろ、持病のある人の防災はプラスアルファの備えが必要。薬の予備や体調に合った防災食など、病気の種類によって必要な対策をゆうこ新聞と一緒に考えましょう。
今号の目玉は、茨城県の難病カフェ・アミーゴさんが発行した「難病患者のための防災ガイドブック」の制作背景。
ゆうこ新聞は(勝手に)難病の定義を「当たり前の日常を送るのが“難”しい“すべての病気”」としています。国が指定してるとかしてないとか、何科にかかっているかなど関係ありません。
アミーゴさんのガイドブックは無料で見ることが出来ますので、何だかの病気を持ち、生きるのが難しい!と思っている方はぜひ一度ご覧になって下さい。
かながわ難病相談支援センター主催の
オンライン講演会のお知らせです。
筋ジストロフィーに関するアレコレを
箱根病院神経筋・難病医療センターの先生方
から無料で聞くことが出来ます。
実際の配信はYouTubeにて
10/14~10/20の一週間限定ですが、
10/7(水)までにメールで事前申し込みが必要。
アドレスなど詳しくはチラシ(写真)をご覧ください。
お問合せは、かながわ難病相談・支援センター
TEL:045-321-2711 まで。
急に涼しくなった9月最後の金曜日の夜、
真剣に「うんこの話」をするオンライントークイベントに参加しました(!)
ゆうこ新聞25号(2016年10月発行)で取材させて頂いた、潰瘍性大腸炎を持つ
作家の頭木弘樹さんと翻訳家の斎藤真理子さん(『82年生まれ、キム・ジヨン』など)によるもの。
こういった豪華な時間を電車を乗り継がずに家でゆっくりと楽しめるのはありがたい限りです。
テーマは「食べて出す」話に、私たちはなぜ魅了されるのか。頭木さんが最近出
された『食べることと出すこと』
(医学書院)の刊行記念でした。
排泄に焦点を当てて繰り広げられる約2時間のトークは、潰瘍性大腸炎だけでな
く、日頃下痢症状に悩む多くの人が
共感する内容。
人は「食べること」については饒舌になるが「出す」には口を閉ざしがちだよね、というところから始まり、
「病院で“漏らしてしまった”後、感情を失った」という頭木さんを「自我が(うんこと共に)流出してしまったからでは」
という斎藤さんの分析には深く共感しました。
(わたしも過去に自宅の廊下で、駅の公衆トイレ目前で(笑)何度も漏らしたからです( ̄▽ ̄;)漏らすたび、心身のコアが崩壊するのを感じてきました。
しかし今は、ちょっとヤバい時にはスマートにオムツをはきこなします(笑)オムツ、おすすめ!
さらに斎藤さんの「排泄」と「食」との違いを「楽しさがない所」「排泄の話は人を“引かせる”パワーがある」や、
頭木さんの「さまざまな人権問題への配慮はあるが、病気や死は生きている人の“祭典”に利用されがち」は、
胸に深く刻まれ、一晩たった今も頭の中でわたしに「あなたはどうなの?」と語りかけてきます。
そして「ぼくと健康な人では話が通じないので、普遍性のある文学にあいだに立って通訳してもらう感じ」
こう語った頭木さんは、4年前の秋に神保町の喫茶店で取材させていただいたあの時から(良い意味で)1ミリも変わってなくて、それがすごく嬉しかったのでした。
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