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ゆうこ新聞制作日記

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統合失調症と、水色ともちゃん

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病気のせいでみんなに迷惑をかけ... 病気のせいでみんなに迷惑をかけて…ともちゃんがこぼし
続けた大粒の涙から、水色ともちゃんが生まれました。
今年6月、統合失調症という持病を持つ、ともよさんと
出会いました。今日はそのともよさんが一生懸命書いた本
をご紹介。タイトルはズバリ、

「わたし中学生から統合失調症やってます。
水色ともちゃんのつれづれ日記」

本文に合わせ、ともちゃんと呼ばせて頂きまーす。

**********************

ストーリーテラーは「水色ともちゃん」というキャラクター。
発病して最初の8年間、周囲への申し訳なさと苦しさから
ともちゃんが毎日こぼしていた大粒の涙から生まれました。

ともちゃんが14歳で発症したのは、
脳が“感じすぎてしまう”病気、統合失調症。

本書は、病魔が引き金を引いた中学2年生から高校時代、
閉鎖病棟への入院、信頼出来る医師との出会い、就労への
挑戦や挫折など、大きく6つに分かれて構成されています。

家族の葛藤にも触れ、娘のリストカットを知った
お母さん、精神疾患を「気合いが足りない」ととらえていた
お父さんなど「自分だったら…?」と深く考えさせられる
場面も。

ともちゃんが信頼する主治医、成重竜一郎医師
(なありぃ先生)の解説は非常に分かりやすく、
正直ちょっぴりこわい「幻覚」や「妄想」の仕組みを優しい
言葉で教えてくれます。

「根気よく付き合ってくれるなありい先生の言葉で生き続け
られた」と言う、ともちゃん。

“主治医との信頼関係が病気を良くする研究データがある”と、
以前、ゆうこ新聞で取材させていただいた平松類医師が言って
いたが、まさにそのケース。

寝る前に一日を振り返るとすべてがつらいと訴えるともちゃん
へ贈った、なありぃ先生のひとことには、わたしもハッとしました。

「音に敏感」「動くものが気になる」「本が読めない」
「幻聴」「妄想」などの症状に加え、身体にも不調が
あらわれる、統合失調症。
文中では、治療や眼球上転など薬の副作用などにも丁寧に
触れていて、むずかしい言葉並べて喜んでいる本よりもずっと
患者に優しいじゃんと思いましたよ、あたしゃ。

また「準備にエネルギーを使い果たし、先の約束が出来ない」
「就労に挑戦するも頑張りすぎてダウンする」などは
他の病気を持つ人たちにも共感出来るのではないでしょうか。

16才で退院後、少しずつ少しずつ人と触れ合うよう
になった、ともちゃんがなぜ、コミックエッセイを
書くことになったのかも後半に描かれています。

そうそう「あとがき」にもいいこと書いてありましたヨ~。
#統合失調症

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見えない障害のピア・カウンセリング

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見えない障害のピア・カウンセリ...

7月15日に、難病・内部疾患・見えない障害の方のための
ピアカンと称される、ピアカウンセリング公開セミナーがありました。

“ピア”とは「同じ背景を持った仲間同士」という意味で、
30年前からピアカウンセリングのプログラムを取り入れて
いる、障害者の強い味方、NPO法人町田ヒューマンネットワーク
さんが主催。

会場はJR町田駅(東京都町田市)から8分ほど
の場所にある市民文学館ことばらんどの大会議場
で、スタッフを含め、男女18名が集まりました。

本来は障害の当事者同士(ピア)で行うものですが、
今回の公開セミナーは、ピア・カウンセリングの存在を
健常者の方にも知って楽しんでもらうことを目的に開催
されました。
(もちろん、見えない障害に悩む人を始め、
さまざまな障害を持つ人たちも参加)

ピアカウンセリングの歴史や背景の説明の後、簡単な
自己紹介を経て、2人ずつペアになり互いの話を聴く
「ミニセッション」を中心にプログラムが進行。

ミニセッションとは、決められたテーマをもとに、
決められた時間内(今回は3分)で交互に「話す」「聴く」
というものでした。

その際の「鉄の掟」(笑)は、次の2つ。

1・相手の話をさえぎって、アドバイスしたりせず、
ありのままを受け入れる。
2・この日、聴いた話は絶対に漏らさない。
一歩部屋の外に出たら、忘れるくらいの気持ちで。 

と、プライバシーが完全に守られる中で
途中、休憩をはさみながら、計3人の方と
初めてのセッションを体験しました。

日常生活ではまず”ない”時間です。

日頃の自分は例えば「腹がたった話」などを聴くと
ついつい「それはムカつくね!倍返しだ!(古い)」と、
幼さと猛毒が垂れ流しがちなところ…(笑)
グッとこらえるのが大変( ̄▽ ̄;)ウォー

そういった意味でも自分を見つめ直す貴重な時間でした。

「否定せず、ただ受け止めてる」
「感情を爆発させても、泣いても、
無理に話さずに黙っていてもいい」

これを、どうとらえるかが、
ピアカウンセリングが「今の自分」に必要か否か
のポイントになると感じました。

最後に…
ドアの外に出たから忘れるけど(笑)

セッションした人たち、3分じゃなく3時間話したい
ような楽しい人たちでしたヨー。
#ピアカウンセリング #障害 #難病

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ゆうこ新聞34号(2019夏の号)発行!

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コントロール出来ない、日中の"... コントロール出来ない、日中の"異常な"眠気の正体は…
取材で「特にないよ」と返ってくるとホッとするほどに
多かった、睡眠障害に悩む声。

不眠で長く苦しい夜を過ごしている人、
10代の頃から、ナルコレプシーなど「過眠症」という
難病(と知らぬままに)苦しみ、睡眠に未来を壊された人。

ケガの傷口のように「ねぇねぇコレ」と
"見せ合えない"

そして、誰かと比べられない

睡眠障害をテーマにした、34号です。

アンケート回答や、座談会形式の取材、
イラストや4コマ漫画など、制作に協力して下さった
皆さま
読後の感想や、切手などの応援を下さる皆さま
あらためて感謝申し上げます。
ありがとうございました!
#ナルコレプシー #不眠症 #過眠症 #難病

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