虚言朗読会を終え。。。
4月
2日
行って参りました、虚言朗読会。
たくさんの方の詩を拝聴して来ました。この朗読会は山岡 遊さんが主催されているもので、ご本人が高知に帰郷するため今回が最終回となるようです。「俺にはファンがたくさんいる!」と先日の詩人会でお会いした時に言っていましたが、ほんとうに満員御礼って感じでした。熱い方にはひとが集まって来るのですね。
世間には様々な詩を書く人がいる、そこに驚きを感じた一日でした。「殺す」というテーマを書き続ける詩人、まったく何を語っているかわからないが魅力のある詩人、歌謡曲に纏わった詩を書く詩人、戦争について語る詩人たち。それぞれの特化した個性(自分が好み書く詩のチョイスによる)で表現して昇華させている、凄さが刺激的でした。私とは違った個性に出会う楽しみがありました。
「私は六十過ぎてから詩を書き始めたのですが、もっと若い時から書いていれば友だちができたのではないかと思います。なので、この歳になって詩を書くお友だちを作りたいと朗読会へ参加するようになりました」とおっしゃるご婦人がいました。もしかしたら、今まで友だちといえる存在がいなかったのではないかと勝手に想像しました。どうのようにして孤独の日々を送られたかは分かりませんが、詩によって今現在は外に出て行けることは素晴らしいなあ、と何も知らない私ですがそう感じていました。「友だちになりましょう」と機会があれば言おうと思っていましたが、その方とは話すことはありませんでした。詩の力、詩の元気を再確認できたお言葉を拝聴、私も嬉しかったのです。
こちらの朗読会は詩だけではなく、演劇風なパフォーマンスありの朗読や弾き語りありの幅広な展開となっていました。山岡さんも弾き語りされていて、なかなか味があって良かったです。昔は友川かずきか山岡 遊と言われていたこともあったそうですよ。題名は忘れてしまったのですが、友川かずきさんの「♪ほっぺよせあう幸せ〜」という歌詞が好きだったなあ(歌詞の記憶違いで少し表現が異なっているかも……)。
あらら、話は逸れてしまいましたが、この虚言朗読会がいつの日かまた埼玉で復活することを願って、結びとさせていただきます。
楽しい時間をありがとう!