ネパールの食卓

今日、同志の葬儀が遠く離れた地で行われた。
色々考えた結果、こちらで静かに送る事にした。青空を見ながら、遠いかの地に想いを馳せながら。
それが一番良い判断だった、と言い聞かせて。

ほどなくして、電話があった。
友人のネパール人シェフからだった。
「ワタシ、今日料理ツクルゥ、ワタシノイエ来タラタベルダイジョウブ?」

そんなの、二つ返事っすよ!

寂しい日に、嬉しい事がやって来た。
因みに、このネパール人の友人も、亡くなった同志と面識があったので、合わせて報告もできた。

こうなると、人生とは不思議な縁で結ばれているのだな…
と、思えてならない。

酒を酌み交わしながら色んな話をして、こんなに幸せな食卓は久しぶりな気がする。
泣けてくる。


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