10月
26日,
2020年
MOTO GP 第12戦テルエル・アラゴン決勝
(`艸´;)嗚呼あゝっ!!ですよ、ほんとに。
っていうか、やっぱりな・・・っていう。
黒光師匠が言うように、確かにポールを獲れるトコロまで上がって来たのは事実。
ただし歴戦の、しかも表彰台経験者達が後ろに控えている状況で、仮に転倒が無かったとしても、ポジションを維持しきれる事は、、ねぇ。無かっただろうよ。
相手の方が一枚も二枚も上手だから。
まさに黒光師匠の言う、だからこそオープニングラップから抑え込む必要性を感じたのかもしれないけど、明らかにラインを大きく外してしまうほどのリスクを考えれば、ポジションダウンしても手堅く終盤までチャンスを窺う戦術に切り替えるべきだったし、実力差が拮抗した、混沌とした時期だからこそ、マルクが弟に「1位は狙うな」っていう、なんともレーサーに対して切ない助言をしたんだと思うんすよ。
このアドバイスは、全ての発展途上中レーサーにとって大変奥深い一言っすよ。
アレックスもガミ選手にしても、まだまだチャレンジャーだから。きちんとチェッカーを受けなくてはならない。それが最前提っすからな。本人も痛いほどそれは理解しているだろうけど、今回取りこぼした物は優勝以上に大きい。
トップレベルのライダーとのトップ集団でのレース運び、という経験の引き出しを作れなかったすからな。
みんな優勝したいのは一緒だけど、そこは冷静に自分の立ち位置を分析せざるを得ないこともある。もちろん、当事者にしてみれば「行ける!」と思って行ってるんだろうけど。
外野は好きな事言えるんだけど、兄マルケスが弟アレックスに言い放った今回の助言は、厳しくもプロとしての、とても愛情深さを感じずにはいられないっすよ。
そんなこと誰も言ってくれないし、仮に言われても他人なら喧嘩になって終わるのが関の山。
レーサーはプライド高い生き物っすからな。
しかしまあ、ひとつレースが終われば次のレースに切り替えるしかない。
ガミ選手も既に切り替わっているだろうよ。
本当にガッツを示すのはこれからっすからな!実力示すために、何度でもポールを狙いに行けば良い。
狡猾かもしれないけど、強敵が一人でも二人でも居ないうちに手堅く記録を残すことも、プロのレーサーなら必要な事っすよ!卑怯でも何でもない。
次戦に大いに期待!!それしかない。