本質的な問題

最近の車の「とある」デザインについて、ネットの社会での反応が面白い。

●ダミーの「エキパイテールエンド」や、「エアインテーク」
●なんなら、排気音すらスピーカーからのダミー

確かに最近、やたらと排気管の両出しが目立つなぁ・・。
とは感じていた。
後付けの部品にも見えないし、純正採用で・・・。
スポーティーな車ならともかく、ミニバンっていうのかな?
性能要らないような、ああいう感じのから軽まで。

「なんで?」

その答えは簡単、カッコいいから。
・・というトコロまでは、あっしにもすぐ分かるんですよ。
そんなことは。
シンメトリーは美学っすからな!
ただ、それでも・・・奇妙だなあとは感じていた。

・なんで直列のエンジンとかで両出しになるんだろう?
・すげー重くなるんじゃね?
・排気のエネルギーロス増えるんじゃね?

この3点が、どうしても頭の中をグルグルするから。
今日、たまたま見ていたインターネットの記事で謎が解けた。
「ダミーだったんかいっ!?」

スミマセン、あっしにはまったく意味が分かりません。
昔、NSR50のテールパイプが4本出しになっていたのを見た時以来、意味不明過ぎてカオスだよ!!
チャンバーからパイプ4本出てるって、、何?どういうこと?
・・・・・ああ、なんかそういう野菜有ったな。。なんだっけ?

コールラピ!!そうそう。あれ。(笑)
分かんないひと、「コールラピ」でGoogle先生に聞いてみて下さい。

ところが、ネットの反応が面白いっていうのが・・・
肯定的な意見がソコソコ見え隠れしている・・・ってこと。
ダミーであっても、見栄え良ければ良いんじゃね?っていう・・・。

嗚呼、そういうことか。
現代の若人は、合理的だなあ・・・と思ったすよ。
つまり、造形センスとしてのデザインを見ていて、機能美としてのデザインは熱量が低い。

ああー、そういうことか。
これで納得いった。
最近のクルマのデザインがどれもこれも、同じような感じになるワケが。

プラモデルみたいなもんって事っすな。

現物には部品一つ一つ素材の特徴があり、それに伴った加工方法、風合い、質感が後追いで付いてくる。
部品として、正しく機能しなきゃならないすからな。。
プラモデルは、如何に似せて作るか、もしくは自分の思いのままにデコレーション出来るか。また、機能としては飾るだけだから、それが出来てしまう。

「ナンバーワンじゃなくていい、オンリーワン」
現代はまさに、こういう世代のモノ作り哲学なんだな。

だから、合わないんだ。

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