モノを作るということ

ある1つの物を作るとして、量産される工場製品でない限り、ワンオフで手作りしたら、10人居れば10通りの物が出来上がる。
その振れ幅を限りなく均一にするために設計図というモノがあるんだけど、それでも図面に反映されない情報もある。

図面指示があればまだしも。新規で設計から製作まで進行するには、深い思慮と想像力が無ければ、製品の出来不出来の点で完成度が左右される。

だから若い衆で経験不足だと、製品化してから「もっとこうすれば良かったのに」・・・って事になりがち。
だからこそ古参は厳しく教え、伝えたいと思うんだけど、思慮深い者でなければその忠告はウザい雑音でしかない。

何でも出来ると思っている事が若さの象徴であり原動力。でも、実際は何も知らなくて、出来ない事実がある。それに気付かないといけない。
だからこそ、思うんすよ。
若い衆は、一度はケチョンケチョンにボロクソに痛め付けられて、自分の否定をされて、その上で立ち上がって来ないと駄目じゃないか?と。
昨今はパワハラだ何だと、先達の蛮行ばかりが取り沙汰されるけど、結局、苦しい時代を過ごした者ほど、思慮深くなれる。

失恋して、初めて人に優しくなれる、そんな感じか?

ワオ!と言っているユーザー

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