12月
21日,
2015年
その1分は金より貴重
日本帰国時、セントレアは検疫まで長い通路を歩道とムービングウォークで結んでいるっすが、1時間に一本しかないフェリーを逃せないあっしとしては、一刻も早く税関を越えたい訳っす。で、普段から早足なのを更に競歩で爆進するっす。
ムービングウォークで立ち止まり歓談する日本人のオッサン連中に、通してくださいと断り、サッサとシケインを通過すると、後ろの方から聞こえて来るっす。
「急いでも出るのは一緒で変わらないのに」
こういう事は、日本でよく言われる。
なぜ日本人はヒトの都合を自分のモノサシで測るのだろう?
何も、オッサンに早く行けと言った訳ではないし、邪魔だからどけよ、と言った訳でもない。ただ、通してくださいと言っただけ。
確かに、機内持ち込み手荷物だけのヒトでなければ預け入れ荷物が出てくるまでは皆一定時間は留まることになる。
でも、もしイミグレで混雑していたら?
もし、自分の荷物が早く出てきたら?
もし余った時間が有れば、その時間で色んなことも出来る。
ラッキーなら、いち早く空港を後にできる。
そして、無駄な時間を過ごさなくて済む。
実際、あっしの荷物はコンベアからスグに出て来たお陰で税関を真っ先に出られたので、フェリー出航15分前に間に合ったっす。
10億人の競争社会ほど、我が我がになる事は嫌な社会だけど、少なくとも想像力と配慮に欠ける社会にはなって欲しくない。