光栄です。

昨夜、大御所トヨタ・ワークスドライバーから、過日の耐久レースの礼を頂いた。
わざわざ直接電話で伝えて頂けた事も嬉しいけど、かけてもらった言葉のひとつひとつが心に染みて、時間の経過と共に何か込み上げる感情がある。

そもそも、あっしの生まれる遥か前から、レースの世界を生きてこられた猛者。
ここ数年、お付き合いがあるとはいえ、本来なら若造のあっしの言う事なぞ、一笑に付してもおかしくはない。
でも、現場では常に真摯な姿勢で一緒にレースと向き合って下さる。

「乗る人間とさわる人間は、夫婦でなくてはならない」

これはあっしの持論だけど、まさにパートナーとして同じ目線、同じ歩調で対峙してくれる。これは決して簡単な事じゃあ無い。
ましてやひとつのレースに向けて、過ごせるのは極僅かな時間でしかない。
そんな中で信頼関係を築くのは、ワンウェイな関係では不可能。

「自分のレース歴の中でも、記憶に残る楽しいレースだった」

この一言は、あっしの心を揺り動かした。
長い長いレース人生の中の、間違いなく一ページになれたのだ。
これ以上嬉しい褒め言葉があるだろうか?

ただ、ただ一つだけ。
まだそんな一言を貰うには早すぎる。そう思う。
だって来年も再来年も、機会さえあればまた一緒にレースできるのだから。
今回は前回以上に、次は今回以上に喜んで貰えるように頑張ります。

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