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ぷっちゃマン☆のつぶやき

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保護した"はやぶさ”くんとの3日間

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保護した"はやぶさ”くんとの3...
猛禽類のハヤブサくんを去年12月31日に保護したの。
そのハヤブサくんと過ごした、楽しくも哀しい3日間のことをお話しするね。

30日の夕方、といっても、もう真っ暗になっていたくらいの時間に、おうちの裏の方から猫ちゃんの鳴き声みたいなのがずいぶんと聞こえてたの。
パパとママが探してみてもどこにも猫ちゃんの姿はないんだけど、何度も何度も鳴き声は聞こえてきて。

でも、その正体は猫ちゃんではなく、大きな鳥さんがひっくり返っていたのを窓ガラスのそばで見つけたの。
パパが手袋をはめて保護しようとしたら、必死になって奥の方へと逃げていく鳥さん。
もしかしたら、ハヤブサかも。。。
当然だけど、人間になんか捕まりたくないよね。

仕方ないね。。。
何度も探したりしてたんだけど、そこへ今度は、本当の猫ちゃんの鳴き声が。。。
追い払ったりしながら過ごしたんだけど、もしも猫ちゃんにやられちゃっても、これは自然界のことだからもっと仕方ないね。。。

それが30日のこと。

翌日31日。
お昼くらいに、パパが昨日逃げ込んだことろよりもボクのおうち側の木の下でひっくり返っていたハヤブサくんを見つけたの。

『生きてた!』
今度はパパの手の中に捕まったハヤブサくん。

どうやら、ボクんちの窓ガラスに激突してしまったみたいで、その跡がガラスにくっきりと残ってたんだ。

保護したのはいいんだけど、どうしてあげたらいいのかさっぱりわからない。
とりあえず段ボールに新聞紙を敷いて、そこで様子をみることにしたの。

ママは、函館の動物病院あちこちに電話をしたけど、どこも通じなくて。
でも、なにか食べさせてあげないとって思って、お肉を与えてみたの。
初めは警戒して食べようとしなかったんだけど、それでも少し食べてくれたのが、すごくうれしかったんだ。

1軒だけ留守電になっていた病院があったので、メッセージをいれて。
それから、ボクが通っていた札幌の小鳥のクリニックの先生にFaxしてみたら、先生から電話がきて、行政への連絡をすることや、エサの与え方なんかを教えてもらったの。

その時は、翼を怪我してて飛べなくなってるって思ってたから、年明けに札幌まで連れて行って、先生に手術してもらうところまで話が進んでね。

そのあと、留守電メッセージを聞いた先生からも電話がきて、もっと詳しく行政対応を聞いたりしたの。

猛禽類は勝手に育てちゃいけないから、とにかく早く連絡をするようにって指示をもらったんだけど、教えてもらった支庁へは連絡がつかなくてね。

夜にもう一度ゴハンをあげて、無事ハヤブサくんと2008年を迎えたの。
夜中に初詣に行って、ハヤブサくんのお守りを買って、段ボールにつけてあげたんだよ。

この写真は、朝、ハヤブサくんにゴハンをあげに行った時だよ。
この写真がママのいちばんのお気に入り。

でもね、このハヤブサくんは、翌日の2日にパパとママのところから、自分の翼で飛ぶことができないまま、大空に行ってしまったんだ。

ママの悲しみはとても大きくて。
今も涙がこぼれてるの。

動物を保護するってことを初めて経験したママ。
ママの手から次のところにバトンタッチをしてあげたいって頑張ったけれど、運悪く年末年始で必要以上に時間がかかってしまって、お別れをすることになってしまったこと。。。

新しいお家の窓ガラスに激突して、こんなことが起こってしまったこと。。。

いろんな思いがママの中を駆け巡ってるんだって。

でもね、その中でうれしく思えることもたくさんあったんだ。
札幌の先生や函館の先生からの連絡。
どっちも女の先生なの。

それから、なんとか元旦に支庁の自然環境係の人と連絡がとれて、その人が次の日に確認に来てくれることになったこと。

じつは、 ハヤブサくんというのは絶滅危惧種で、そうなると管轄は地方の支庁ではなく、環境省までに及ぶんだったの。
だから、ほんとうにハヤブサくんであるかどうかというのも重要なことではあったんだけど、それ以前に、その電話に出てくれた人が動いてくれたこと。

きっと、最悪の中の最高の状態だったって思えるんだって。

ママが本当にハヤブサくん???って思って調べていくと、どうも違うように思えて、ネットであちこち調べたら『ツミ』っていうのに似てて。

もっと調べたら『ハイタカ』。。。激似だわ。。。って。

元旦の夜、きっとハイタカさんだよって確信をもったそうなの。

“ツミ”さん?って思った時は、晩ご飯をあげる時に
『なんだねーツミは〜』なんて、志村けんの真似なんかしちゃったりしていっぱい笑えていたんだよ。

でも、2日の朝 ゴハンを食べてくれなくて、目力も弱くなってしまって。
頑張ろうよ!って励まし続けたんだけど、力つきてしまったの。

その後、支庁の人がきてくれて、ハイタカさんだったこともはっきりして。
こんな風に激突をしてしまって神経に障害が出てしまったコの復活は、あまり例がないのだそうだけど、このコは頑張った方ですね。。。
そう言ってくれたんだよ。

普段は人間と遠いところで暮らしている大きな鳥さん。
『人間もちょっとはいいヤツらじゃん』
こんな風に少しでも思ってくれたらいいな。。。

ママは、そうであったらいちばんうれしいなって思うんだって。

さようなら。。。ハイタカちゃん。
お空ではボクを背中に乗せて飛んでくれたらいいな。

*動画のお部屋*
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ワオ!と言っているユーザー

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プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:36

31日にまた鳴き声が聞こえて、再度見つけた時の様子。

パパが、このあと保護したの。

ワオ!と言っているユーザー

プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:39

人間を警戒しながら、こうやってじぃっとしてたんだよ。


この時は、羽を怪我したって思ってたんだけどね。

ワオ!と言っているユーザー

プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:42

初めはピンセットでお肉をつまんであげてたんだけど、こんな風にしっかり食べてくれて、うれしかったなー。

ワオ!と言っているユーザー

プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:43

こうやって、ずっとパパに視線をむけてるんだよ。

やっぱり警戒してるんだよね。

ワオ!と言っているユーザー

プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:45

ゴハンをくわえたまんま、こんなことされて。。。

羽のチェックをしたんだけど、どっちの翼も傷ついてはいなかったの。

ワオ!と言っているユーザー

プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:47

激突のせいで神経に麻痺がおこってしまって、足にそれが表れてしまったんだね。。。

ワオ!と言っているユーザー

プラン
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-07 22:51

このときは、こんなに早くにお別れすることになるなんて、思ってもみなかった表情。


さようなら。
そして、ありがとう。

ワオ!と言っているユーザー

ぴゆどんさんからコメント
投稿日 2008-01-10 07:19

しぇふさん、覗くのが遅くなっちゃて、乗り遅れました。 

読んでいて、私もじんわり涙が出ました。 しぇふさんも親鳥さんも大変だったね。 ハイタカ君、ひとりで心細く麻痺したままお星様にならなくてよかったと思っているはず。 
あんまりにもハイタカ君の目が綺麗で、、、、胸がキュンとなります。

ワオ!と言っているユーザー

プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-10 21:22

ぴゆどん、また工藤先生のお世話になりました。

羽を痛めてると思ってたとき、先生ね、手術したあと引き取ってもいいよって言ってくれてね。。。
感謝の気持ちでいっぱいなの。

そうだね。
あの雪の中、寒くて凍えているよりも暖かかったし、お腹も満たせたもんね。
にゃんこからよく身を守ったなって、あの時の感動は忘れないよ。

大きくて、勇ましくて、そしてかわいくて。
こんなひとつの出会いがあったことを大切にしたいです。

ワオ!と言っているユーザー

zakka
zakkahさんからコメント
投稿日 2008-01-08 11:20

暖かい看護と年末年始と言う不運が重なったのでしょうか。でもハイタカは幸運でしたね。手厚い看護をしていただけて。残念ですが、このハイタカ君(メスだったのかなぁ〜〜〜?オスはコノリと呼ばれていました)天命だったのですね。貴重なお写真、文面を野鳥の会の友達に送らせていただきました。

画像の感じでは、オスと思えます?!
このハイタカ君、先天的に障害を持っていたのかもしれません。
窓に激突したとしたらハイタカ君窓に映った景色、家の中にぶっちゃマン君を見たのかもしれない??

心温まる、而して貴重な体験を投稿して頂きありがとう存じました。
人間と動物との共生、環境保全・自然保全を考えている僕にとっては、大いに参考となる記事でした。
数日間の看護、お疲れ様でした。
昇天したハイタカ君、きっと感謝し、喜んでいますよ。
ママさんご夫妻のお気持ちを。。。

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プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-09 01:06

zakkaさん ありがとうございます。


拙い文章でお恥ずかしいのですが、書き残したいと思いました。
年末年始でなかったら、もっと違った運命または方向に進んだのではないかと思われますが、自分たちにできる範囲では、これが精一杯でした。
これで、誰からの応答もなかったら、狼狽えるだけの時間をお互いに送っていたでしょうね。

鶏肉の与え方も自然環境係の方からきいたことは、なるほどーでした。
でも、そうやってスムーズに与えてあげることも元旦の夜の1度だけで。。。

札幌の先生に画像を送ったら、ハイタカのメスじゃないかしら。。。でも、ほんと、猛禽類は見分けるのが難しいですねってありました。
最後にハイタカちゃんを引き渡す時に聞くのを忘れちゃったんです。。。泣いちゃってて。

全ての流れを自然環境係の方にお話しし、全画像を見てもらいました。

zakkaさんにそのように言ってもらえて、本当に心が救われます。
人間も動物たちもお互いに住みやすい地球でありたいですね。

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おりーぶさんからコメント
投稿日 2008-01-08 11:26

こういうことだったんだね。。。

切なくて泣けちゃうよ。
とてもいい時間だったんじゃないかな?
しぇふさんたちにとってもこの子にとっても。
もちろん生きててほしかっただろうことは
痛いくらいわかるけどね。。。

ぷっちゃんとママパパのお話してるよ^^きっとね^^

ワオ!と言っているユーザー

プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-09 03:14

おりーぶどん。。。ありがとう。


元旦の夜に、お湯に浸したお肉を食べてた時には、こういう結末になるなんて全然思えなかったんだよ。

函館の病院の先生に、言われたことがあるの。
『鳥がくるということは、昔から福がくるっていわれています。
大変なことが起こってしまったかもしれませんが、きっとこれからうまくいうようにつながっていると思いますよ』

このハイタカちゃんとの出会いと別れ、大切にしなくちゃね。

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えだまめ&チョコさんからコメント
投稿日 2008-01-08 12:05

ハイタカって初めて見たけどかっこいいね。


旅立ってしまったのは本当に残念だけれど、最後を冷たい雪の上で迎えるよりはずっとよかったのかも。

ぷっちゃんを背中に乗せて飛んでいる姿を想像したよ。
うーん。ぷっちゃん王様みたいだ^^

今年もどうぞよろしくね。

ワオ!と言っているユーザー

プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-09 03:23

えだまめさん&チョコちゃん ありがとね。


ずっとハヤブサくんって間違えてたんだけど、かっこいくってかわいくってね。

30日の夜に保護できなかった時には、雪の上で。。。にゃんこに。。。大丈夫かなって悲しいことを思っていたから、翌日見つけた時のよろこびは忘れられないの。
せっかくつながった貴重な命、うちが今度はつなげてあげなくちゃって。

ハイタカちゃんの背中の上に乗ってて、得意気な顔をしているプランのこと、、、浮かんでくれたのね。ありがと。
こちらこそ、ことしもよろしくね。
チョコちゃんは相変わらず、元気ですごしてね。

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ぎょろさんからコメント
投稿日 2008-01-08 19:40

このハイタカ君(ちゃん)は残念だったけどこの子の運命だったんだよね。

元々鳥さんは自分の不調を隠すから最後まで気丈な所を見せてたんだろうな。
自然界の厳しさ凛々しさを痛感させられたよ。
そして人間のあったかい気持ちも再確認させてもらった。

我が家は以前2羽の燕のヒナ(赤禿げ状態)を拾い一晩お預かり。
翌日1羽しか助からず県の鳥獣保護センターに引き取ってもらった。
拾ったものの何を与えていいか分からず鳥専門医に聞いたところドッグフードでもいいって!
でも犬飼ってないし結局鶏卵の黄身でしのいだな。

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プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-10 21:02

ぎょろたんも保護したことがあるんだね。

私たちには、そういう出来事が一生のうちにあるかないかのことだから、戸惑いもいっぱいだよね。
そして、保護した以上は助けたいって気持ちも強いしね。

このハイタカちゃんが、うちの窓にぶつかったこと、年末年始というタイミング、いろんな要素が混ざりあっての今回のこと。
そういう運命。。。それは、ハイタカちゃんにとってもうちにとってもっていうことだね。

ここで、いろんな言葉とか心をもらえてることも、私にはとても大きいです。
ありがとう。

ワオ!と言っているユーザー

birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2008-01-09 07:19

ウルルンですね。

年始から感動物語です。

ママさん、パパさんは勿論のこと、先生方、お役所の人々、いいかたに看てもらって、ハイタカさんは幸せでしたね。
(ハイタカって、初めて知りました)

お空でぶっちゃんと遊んでることでしょう。

ワオ!と言っているユーザー

プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-10 21:09

全ては、その時出会う人。。。なんですよね。


結果は良い方へと導かれませんでしたが、それでも心はとてもあたたかくいられました。

プランはあっという間に旅立ってしまったので、ハイタカちゃんには、もっともっと頑張って!という気持ちも強かったです。

ありがとう。birdyさん。

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てーこ
てーこさんからコメント
投稿日 2008-01-09 16:20

なんて、感動的な年末年始だったんでしょう〜ウルウルしました。
でも、残念でしたね。

ハイタカくんは、きっとお空でプランちゃんと一緒に遊んでいることでしょう。

ワオ!と言っているユーザー

プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-10 21:16

引っ越したばかりの地で、こういうことに遭遇して。

いいことも悪いことも半分ずつ。。。でも、気持ちは温かく。

いい人たちに囲まれて暮らせることのしあわせを感じます。

てーこさん、ありがとう。

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たまちゃんさんからコメント
投稿日 2008-01-12 14:33

年末年始に素敵な経験されたんですねぇ。写真見て私もハヤブサって思いました。ハイタカさんって鳥さんは知りませんでした(*^_^*)

元旦の親切な触れ合いに心温まりましたぁ。きっと今頃ぶっちゃんをのせて広いお空を飛びまわっているかも。

ワオ!と言っているユーザー

プランのママ
プランさんからコメント
投稿日 2008-01-14 15:51

たまちゃんさん ありがとです。


猛禽類って、遠巻きに見るかTVだったりなので、種類って見分けるのが難しいですね。
知名度で決めちゃうところもありますよね。

きっと今年もしあわせなきもちで過ごせるなって、そんな気がします。
プランと話が合って、なかよく空を飛んでるかなって見上げてます(*^_^*)

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