Vol. 61
よくインターネットではサーバーという言葉を使います。サーバーって何ですか? サーバーは機器の種類ですか? OSの種類ですか? と聞かれます。例えば私の会社では500台を超えるサーバーをデータセンターで運営しています。これってどういうことなのか。なんかすごそうだけど意味がわかりませんよね。
サーバーと皆様が使っているPC はそもそも何が違うのですか?
答えから言うと、基本的に皆様の使ってるPC とサーバーは両方とも同じです。皆様の使っているPC でも十分にサーバーとして使うことはできるのです。ただ、サーバーにはその役割と、その役割を実行するためのいくつかの改造が入っています。では、ハードウェア的な違いから見てゆきましょう。ここでのハードウェアの違いはあくまでもコンピュータを安定して稼働させるための改造で、絶対に必要なものではありません。
・電源が二重になっていて、電源が1つ壊れても走り続けられる。
・ネットワークカードが二重になっていて、1つが壊れても大丈夫。
・メモリーが普通のPC よりも多い。
・CPU が複数で高速なものを使っている。
・ディスク容量が多い。
これらの違いはありますが、その他に大きな違いはありません。次に用途を考えてみましょう。
PC では個人が色々なソフトウェアを使って仕事をします。サーバーは、沢山のユーザーに必要なデータを処理して引き渡します。
PC はユーザーが自由に必要なソフトウェアをイントールして使うことができます。例えばワードプロセッサのソフトウェアをインストールして文章を書けるようにできます。しかし、サーバーは個人のユーザーが必要なときに必要なソフトウェアをインストールして使うものではありません。サーバーは最初から用途によってインストールされているソフトウェアが決まっています。例えば、メールサーバーソフトウェアをインストールしたサーバーはメールサーバーと呼ばれます。データを保管するサーバーはストレージサーバーで、ウェブをホスティングするサーバーはウェブサーバーと呼ばれます。
これがサーバーとPC の違いです。サーバーはセットアップが困難で、保守運営にも専門家の知識が必要です。これが皆さんが自社内にサーバーを置かない理由なのです。
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