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もの言う牧師のエッセー 第79話 傑作選   

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「 ローリングストーンズ50周年 」

   昨年で50周年を迎えたザ・ローリングストーンズが、ここオレンジ郡のアナハイムにやって来る。それにしてもチケットが高い。一番安い席で173ドル、高い席になると630ドル!もする。会場から直接購入する場合はそれで済むが、もし町中のチケット屋で買った場合はもっと高くつくに違いない。昨年末ロンドンとニューヨークでのみ行われた50周年記念コンサートでも、やはり同様に高額チケットにもかかわらず大勢のファンが押し寄せ相変わらずの健在ぶりを示し、ミック・ジャガーの高笑いが聞こえてきそうだ。

創立以来の中心メンバーであるミックとキース・リチャーズは共に69歳。ドラマーのチャーリー・ワッツは71歳というから何ともカッコイイおじいちゃんたちだ。インタビューにて長期にわたる活躍の理由を尋ねると、「それは俺たちがいいからさ!そして自分たちがやってることが好きだからさ!」と即答。「俺たちは自分たちのためにやってるんだ。仲間と演奏がしたいんだよ。それがエネルギーなんだ」とも。 

今後については、「転がってくる石(ローリングストーンズ)は止められないだろ。雪崩の様なものが自分に向かって来ていたら、そのままにしておくしかないだろ」と、まるで不死身でもあるかの様な物言いである。 “止められない転がる石“ と彼らが自分自身をたとえるのを見て、キリスト自らが自分自身を石にたとえて

「あなたがたは、次の聖書の言葉を読んだことがないのですか。
 『家を建てる者たちの見捨てた石。それが礎の石になった。
 これは主のなさったことだ。私たちの目には、不思議なこと
 である。』」      マタイの福音書21章42節

と言われたのを思い出した。ここで彼が言う聖書の言葉とは、彼が活動する約1000年前に書かれた詩篇118篇22節に書かれているキリスト預言を指す。何と1000年も前に、キリストが地上に降臨することのみならず、彼がゆくゆく人々からさげすまれボロ雑巾のように捨てられ、我々の罪の身代わりとなって殺された後、復活してゴスペルのの土台となり、その時始まる教会の礎となることが示されているのだ。あれから約2000年が過ぎた。50周年どころではない。何とスケールのデカイ話だろうか! とても良くて、仲間である人類を大事にされる、不動の礎石(コーナーストーン)であるキリストを称えよう。    2013-5-10

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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA 第26話

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第26話「ボロ教会 前編:ディサイプルシップだ」  

   平日の昼間のLA地域のフリーウェーはいつも渋滞してるので私はたいていバイクで移動する。人に会うのも伝道する時もそうだ。今から数年前、福音を伝えにバイクで足げく通った家庭の近所に“ボロ教会”がある。貧しい地域の教会で、敷地が広いので駐車場は大きいが礼拝堂はこじんまりしており、その横に複数の平屋が並んでいる。面白いのはその駐車場にいつもシャコタンで50年代のオンボロ・アメ車がポツンと置いてあることだ。それが気になった私はある日バイクで立ち寄っみた。

駐車場の端にバイクを止めたところ、30メートルほど先にある平屋の中から4人の男が出て来た。自分の事を差し置いて言うのも何だが彼らも相当ガラが悪い。しかもそのうち一人は身長2メートル以上あり体重は150キロは下らない白人中年の大男でまるでハルク・ホーガンだ。ただしホーガンは剥げてるがその大男は銀髪のショートヘアでもっと精悍だ。などと見てると何と向こうもこちらをじっと見てる、つうか睨んでる。しかもこちらにドンドン近づいて来た!「ヤベ!」

大男は私の前まで来ると「撮っていいか?」と言ってパチパチと私のバイクの写真を撮りだした。ズルっと拍子抜けしたが気を取り直し「アンタらこの教会のメンバー?」と尋ねると「そうだ。」と言う。こちらが牧師であることを告げ、「今日は何やってるの? 奉仕か何か??」と聞くと「違う。」と彼。「じゃ、何?」。「ディサイプルシップ(discipleship)だ 」。

ガーンとやられた。「ディサイプルシップ」。何と良い響きだろうか。日本人には聞きなれない言葉だが、よくある日本の「弟子(ディサイプル)教育」とは似て非なるものだ。彼らは弟子そのものを目指す。この教会に住み、常に学び、ホームレスミッションや刑務所伝道、バイカーミニストリーにイエスの奉仕者として精を出す。メンバーの多くは元受刑者だ。数台のハーレーが駐車されてる。例のボロ・アメ車は牧師の車で「ラット・ロッド」と呼ばれてるそうで大笑いした。シャコタンの大排気量車である「ホット・ロッド」を文字って「ネズミのように小汚い車」と言う意味だ。道理で! 牧師自らアメ車のチームも率いているとのこと。

実はその頃の私は落ち込んでいた。進まぬミッション、閑古鳥の教会、生活のために自ら夜遅くまで働く日々。しかし不器用で貧しいながらも主のために自分のいる場所で自分の出来ることをしている彼らを見て、極貧と迫害に負けず力強く歩み通しイエスに激賞された「スミルナの教会」を思い出し、主が私を今日ここに導いてくださったことを知った。「ここに来て本当に良かった」と天を仰ぎ 主を賛美したのだった。

「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。
-しかしあなたは実際は富んでいる。」
           ヨハネの黙示録2章9節。
4-10-2020

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俺たちはくじけない!

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俺たちはくじけない!
神があなたがた全てを祝福し、あなたがた全てを守られますように!

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もの言う牧師のエッセー 第78話 傑作選       

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もの言う牧師のエッセー 第78...
もの言う牧師のエッセー 第78話 傑作選       
「 ボストンダンサー 」

   オリンピックに続いて歴史の古い伝統あるボストンマラソンにおいて、4月15日14時45分に一度目の爆発が起こった時、32歳のプロのダンサーでありダンス教師でもあるエイドリアン・H・デイヴィスさんは爆発現場から約2ブロック離れた地点で、ちょうどアフガニスタンでの任務を終え2週間前に帰国したばかりの空軍大尉である夫のアダムさんと休日を楽しんでいた。

爆発音を聞いてとっさに顔を見合わせ肩を寄せ合う2人。いやな予感が頭をよぎる中、10秒後に2発目が彼女らの真後ろで炸裂。付近にあるボストン公共図書館3階の窓まで破壊したという衝撃により2人は1メートル以上飛ばされ地上に叩きつけられた。何が起こったのか良く分からないまま自分の足を見ると、グロテスクな血まみれの左足首と、自ら負傷しながらベルトを外して彼女の足に巻き出血を止めようと必死のアダムさんの姿が。

翌朝、病院で目を覚ました彼女は自分を見つめる母親と目が合った。「ママ、左足がおかしいの。どうなってる?」。「ハニー、あなたの左足首はもうないのよ…」。頭が真っ白になるエイドリアン。「何それ!?私はダンサーなのよ!」。ペットボトルを投げつけ怒りに燃え自分の足を叩き続け彼女は思った。「私の人生はもう終わった」と。

しかし大好きなダンスだけはどうしてもあきらめきれない彼女はとんでもない決心をする。「来年のボストンマラソンに出よう。そしてもう一度踊ろう!」 そしてさっそくリハビリを始めた時、ちょうど取材に訪れたTVクルーが彼女の様子を報道したところ、多くの人たちに感動を与えたのみならず、何と超人気番組 “ダンシング・ウィズ・ザ・スター“ のレギュラーを勤める超イケメン俳優デレック・ハフが彼女に「じゃあ一緒に踊ろう!」と番組出演をオッファーしたのだ!  狂喜する彼女は、多くの現役スターが出演し勝ち負けを競う同番組へのコンペティションへ向けて壮絶な戦いを開始した。

「正しい者は七たび倒れても、また起き上がる。」箴言24章16節 

と聖書にある。日本でも有名な「七転び八起き」のことわざは、実は元々3000年前に聖書に書かれたものに由来する。「7」は完全数で永遠を指し、つまり正しい者は何度倒れても起き上がるということだ。救い主キリストは、何とか立ち直ろうする者を放ってはおかれない。     2013-5-4

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