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もの言う牧師のエッセー 第78話 傑作選       

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もの言う牧師のエッセー 第78話 傑作選       
「 ボストンダンサー 」

   オリンピックに続いて歴史の古い伝統あるボストンマラソンにおいて、4月15日14時45分に一度目の爆発が起こった時、32歳のプロのダンサーでありダンス教師でもあるエイドリアン・H・デイヴィスさんは爆発現場から約2ブロック離れた地点で、ちょうどアフガニスタンでの任務を終え2週間前に帰国したばかりの空軍大尉である夫のアダムさんと休日を楽しんでいた。

爆発音を聞いてとっさに顔を見合わせ肩を寄せ合う2人。いやな予感が頭をよぎる中、10秒後に2発目が彼女らの真後ろで炸裂。付近にあるボストン公共図書館3階の窓まで破壊したという衝撃により2人は1メートル以上飛ばされ地上に叩きつけられた。何が起こったのか良く分からないまま自分の足を見ると、グロテスクな血まみれの左足首と、自ら負傷しながらベルトを外して彼女の足に巻き出血を止めようと必死のアダムさんの姿が。

翌朝、病院で目を覚ました彼女は自分を見つめる母親と目が合った。「ママ、左足がおかしいの。どうなってる?」。「ハニー、あなたの左足首はもうないのよ…」。頭が真っ白になるエイドリアン。「何それ!?私はダンサーなのよ!」。ペットボトルを投げつけ怒りに燃え自分の足を叩き続け彼女は思った。「私の人生はもう終わった」と。

しかし大好きなダンスだけはどうしてもあきらめきれない彼女はとんでもない決心をする。「来年のボストンマラソンに出よう。そしてもう一度踊ろう!」 そしてさっそくリハビリを始めた時、ちょうど取材に訪れたTVクルーが彼女の様子を報道したところ、多くの人たちに感動を与えたのみならず、何と超人気番組 “ダンシング・ウィズ・ザ・スター“ のレギュラーを勤める超イケメン俳優デレック・ハフが彼女に「じゃあ一緒に踊ろう!」と番組出演をオッファーしたのだ!  狂喜する彼女は、多くの現役スターが出演し勝ち負けを競う同番組へのコンペティションへ向けて壮絶な戦いを開始した。

「正しい者は七たび倒れても、また起き上がる。」箴言24章16節 

と聖書にある。日本でも有名な「七転び八起き」のことわざは、実は元々3000年前に聖書に書かれたものに由来する。「7」は完全数で永遠を指し、つまり正しい者は何度倒れても起き上がるということだ。救い主キリストは、何とか立ち直ろうする者を放ってはおかれない。     2013-5-4

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