「 ローリングストーンズ50周年 」
昨年で50周年を迎えたザ・ローリングストーンズが、ここオレンジ郡のアナハイムにやって来る。それにしてもチケットが高い。一番安い席で173ドル、高い席になると630ドル!もする。会場から直接購入する場合はそれで済むが、もし町中のチケット屋で買った場合はもっと高くつくに違いない。昨年末ロンドンとニューヨークでのみ行われた50周年記念コンサートでも、やはり同様に高額チケットにもかかわらず大勢のファンが押し寄せ相変わらずの健在ぶりを示し、ミック・ジャガーの高笑いが聞こえてきそうだ。
創立以来の中心メンバーであるミックとキース・リチャーズは共に69歳。ドラマーのチャーリー・ワッツは71歳というから何ともカッコイイおじいちゃんたちだ。インタビューにて長期にわたる活躍の理由を尋ねると、「それは俺たちがいいからさ!そして自分たちがやってることが好きだからさ!」と即答。「俺たちは自分たちのためにやってるんだ。仲間と演奏がしたいんだよ。それがエネルギーなんだ」とも。
今後については、「転がってくる石(ローリングストーンズ)は止められないだろ。雪崩の様なものが自分に向かって来ていたら、そのままにしておくしかないだろ」と、まるで不死身でもあるかの様な物言いである。 “止められない転がる石“ と彼らが自分自身をたとえるのを見て、キリスト自らが自分自身を石にたとえて
「あなたがたは、次の聖書の言葉を読んだことがないのですか。
『家を建てる者たちの見捨てた石。それが礎の石になった。
これは主のなさったことだ。私たちの目には、不思議なこと
である。』」 マタイの福音書21章42節
と言われたのを思い出した。ここで彼が言う聖書の言葉とは、彼が活動する約1000年前に書かれた詩篇118篇22節に書かれているキリスト預言を指す。何と1000年も前に、キリストが地上に降臨することのみならず、彼がゆくゆく人々からさげすまれボロ雑巾のように捨てられ、我々の罪の身代わりとなって殺された後、復活してゴスペルのの土台となり、その時始まる教会の礎となることが示されているのだ。あれから約2000年が過ぎた。50周年どころではない。何とスケールのデカイ話だろうか! とても良くて、仲間である人類を大事にされる、不動の礎石(コーナーストーン)であるキリストを称えよう。 2013-5-10